ロサンゼルスの山火事が拡大中。焼失面積はサンフランシスコを超え、経済的被害は最大1500億ドルに達する見込み。気象条件も危険で、消防当局は海水を使用するなどの非常手段を講じている。
現地消防当局は火災の消火活動に海水を汲み上げて使用するなど、非常手段を講じていますが、火災の規模に対しては力不足の状況です。
米国立気象局は、火災の状況に対して「赤色警報」を発令し、特に「サンタアナの風」と呼ばれる強風が火災を助長する要因となっています。
この風は最大で時速160キロに達し、予測が難しいため、非常に危険な状況が続いています。
気象学者は14日が最も危険な日と警告しており、火災は南部海岸の複数の地点で発生しています。
これまでに焼失した面積はサンフランシスコの面積を超える160平方キロメートルに達し、全焼した住宅は1万2000軒に上っています。
人命被害も増加しており、死亡者は24人に達しました。
経済的損失は1350億ドルから1500億ドルに達する見込みです。
消防当局は、収監者を動員し、海水の使用を余儀なくされるなど、困難な状況に直面しています。
消防用水の枯渇は、私設消防業者による水の使用が影響しているとされています。
これにより、山火事の消火活動がさらに厳しいものとなっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/106cbcad1e16eb59a16c4e7916716987991a9cab
ロサンゼルスの山火事は、気候変動と人災が重なった結果、非常に深刻な状況となりました。
通常、この時期は雨が降るはずですが、偏西風の影響で雨が降らず、乾燥した環境が火災を助長しました。
多くの家庭では芝生に水をやるため、スプリンクラーを使い大量の水を消費した結果、水道の使用量が通常の4倍に達し、水圧が低下しました。
そのため、消火栓の2割が使用不能となり、火災の消火活動が困難になったのです。
また、山から吹き下ろす強風が火の手を早め、避難時の渋滞がさらなる混乱を引き起こしました。
近くの貯水池が工事中で水が抜かれていたことや、市の予算削減によって消防設備の修理が行われなかったことも問題でした。
こうした状況下で、地域住民の協力が求められ、消火活動においても自助努力が不可欠であると強調されました。
経済的な影響も大きく、被害額は1350億ドルから1500億ドルに達し、これは地域の富の不平等を浮き彫りにしました。
多くのコメントが、自然災害への対策や気候変動への意識の必要性を訴えています。
特に、地震やその他の自然災害に対する備えが重要であるとの意見が多く見られました。
ネットコメントを一部抜粋
今回は不幸にも気候変動と人災の２つが重なった。
本来ならこの時期はロサンゼルス付近は雨が降る季節のようだが、偏西風が大きく蛇行したために雨が降らなかった。
山火事にはヘリによる消火活動のために大量の水が必要で、地域住民による消火活動も不可欠であった。
気候変動に人はもう少し畏敬の気持ちで対処しないと地球が怒り始めたように感じる。
今回の山火事による経済的被害は総額１３５０億ドルから１５００億ドルに達する。