阪神大震災から30年、母を失った寺内和子さんが介護福祉士として尽力する姿を紹介。母の思い出と共に高齢者に寄り添う彼女の心情に迫る。
要約すると阪神大震災から30年が経過した今も、母を失った悲しみを抱える寺内和子さん(76)は、震災で亡くなった母、藤井あい子さん(当時83)の形見の腕時計を手に、その思いを語る。
震災当日、寺内さんは自宅で目を覚まし、近所の実家で一人暮らしの母の安否を気にかけた。
母の寝ていた部屋は崩れ落ちており、がれきの下から見えた素足を見て「暖かい」と叫んだ。
母を助け出すも、病院で圧死が確認された。
看病すらできなかった自責の念を抱え、寺内さんは40代後半で介護の道に進む決意を固め、平成10年ごろから介護ヘルパーとして働き始め、29年には介護福祉士の資格を取得した。
現在は在宅の高齢者や障害者の介助に尽力し、母の面影を重ねながら、20年以上にわたる介護の仕事を通じて多くの素敵な人々と出会ったことを振り返る。
特に、旅行に一緒に行くほど親しい高齢者との関係は、母を失った心の支えとなっている。
震災の記憶とともに、寺内さんの介護の仕事は母への思いを込めたものとなっている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/60d0e2b4159012ffe43b29dab49471e9f1fabb1e