海上自衛隊の最新鋭哨戒機P1が不審船を監視する訓練を実施。精密な電子機器で潜水艦の特定を行い、国民の安全を守る重要な役割を果たしている。
要約すると海上自衛隊の最新鋭哨戒機「P1」が、千葉・勝浦沖において不審船を監視するための訓練飛行を行った。
記者も搭乗したこの訓練は、約1時間半にわたるフライトで、国民の安全を守るための海域警戒の重要性を体感する機会となった。
機体内部には、精密な電子機器が並び、旅客機とは異なり、座席はほとんど見当たらない。
乗員は、モニターを通じて検知した電波や投下したソノブイからの信号を解析し、潜水艦の特定に努めている。
P1は全長38メートル、全幅35.4メートルで、主力哨戒機「P3C」と比較しても飛行高度や速度、航続距離で優れた性能を持つ。
特に、ソノブイを連続投下する装置を備えており、短い間隔で投下することで、より詳細な海中の音を収集し、探知能力を向上させることができる。
訓練中は、四街道市や茂原市上空を経て、勝浦で洋上に出るルートを選択。
快晴の中、強風による揺れで、搭乗者は苦しい思いをしたが、P1の優れた性能を体感することができた。
ベテラン搭乗員は、上空からは視認できない潜水艦の特徴を割り出すためのデータ収集の重要性を語り、海上自衛隊の役割の一端を示した。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ac09797ba72b6ee4271e41f2f983285546ea691c