テレンス・マリック監督の名作「天国の日々」が4月4日から4Kレストア版として全国公開。美しい映像と深いテーマを劇場で体感しよう。
この映画は、20世紀初頭のテキサスの壮大な農場を舞台に、人間の弱さやもろさを美しい映像で描写した作品であり、公開当初から高い評価を受けています。
第32回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞し、第51回アカデミー賞では撮影賞を獲得したことでも知られています。
マリック監督は「バッドランズ(地獄の逃避行)」や「シン・レッド・ライン」といった作品でも多くの賞を受賞しており、この「天国の日々」に全力を注ぎ、その後20年間は映画を撮らなかったことが映画界の伝説となっています。
特筆すべきは、本作の撮影方法で、夕暮れ時の“マジック・アワー”と呼ばれるわずか20分の柔らかい光の中で撮影が行われたことです。
このため、作品は非常に美しい画作りが実現されました。
撮影監督のネストール・アルメンドロスは、スケジュールや予算を大幅に超過するほどのこだわりを見せ、プロデューサーのバート・シュナイダーは自宅を抵当に入れるほどでした。
4Kレストア化された本作は、国立映画アーカイブの主任研究員、岡田秀則氏によれば、デジタルスキャンによる解像度が従来の2K素材とは異なり、35ミリフィルムに近いレベルに達しています。
また、劇場での鑑賞によって、映像の繊細さやグラデーションの違いが際立つと説明されています。
新たに生まれ変わった「天国の日々」を、ぜひ劇場で体感してください。
公開はヒューマントラストシネマ有楽町を皮切りに、全国で順次行われます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2be1d0243f533c12ae1cc9c885f541155ec392d8
テレンス・マリック監督の「天国の日々」が4月4日に4K版として公開されるというニュースに対し、多くのファンが喜びや期待の声を寄せました。
特に、映画の美しい映像に感動したというコメントが多く見られました。
あるコメントでは、アメリカの画家アンドリュー・ワイエスの絵画が動いているような美しさを感じたと表現されており、映画のビジュアルの素晴らしさが強調されていました。
また、映画の音楽を担当したエンニオ・モリコーネについても言及され、彼の音楽がこの作品にどれほどの魅力を与えているかが伝わってきました。
さらに、4K公開を記念してブルーレイの発売を希望する声もあり、映画ファンの期待が高まっていることが伺えました。
加えて、他の名作、特にマイケル・チミノ監督の「天国の門」も4Kリストアしてほしいとの意見があり、古い名作のリバイバルに対する関心が示されていました。
このように、ファンは「天国の日々」の新しい形での公開を心待ちにしており、映画の魅力を再確認する良い機会となっているようです。
ネットコメントを一部抜粋
うわー!これは嬉しすぎる
まるでアメリカの画家、アンドリューワイエスの絵画が動いてるような美しい映画だよ
モリコーネの音楽もたまらない
出来れば4K公開記念にブルーレイも是非発売して欲しい!
マイケル・チミノ監督の「天国の門」も4Kリストアしてもらえないかな?