ヴィタリック・ブテリン氏がソニーのイーサリアムL2「ソニューム」の対応について好意的な意見を表明。IP保護のためのRPCブロックに対する評価が分かれる中、企業とユーザーにとっての利点が示されています。
ソニュームは1月14日にメインネットをローンチした直後、ソニーの知的財産権を侵害するミームコインが乱立し、その対応としてRPCブロックとエクスプローラーへの表示を制限しました。
この結果、ミームコインの取引が不可能となり、一部ユーザーは資産をロックされる事態に陥りました。
この対応に対しては、中央集権的なアプローチであるとして否定的な意見が多く寄せられましたが、ヴィタリック氏は比較的好意的な見解を示しました。
彼は、ソニュームの取り組みが企業とユーザーにとってイーサリアムL2の利点を示す実例であると評価し、企業がどの程度の制御権を持つかを柔軟に設定できる点を強調しました。
また、ソニューム側も公式ブログで、IPの無断使用に対するRPCブロックを行う一方で、ユーザー資産のロックやブロックチェーンの検閲は行わないと説明しています。
プロトコルレベルのブロック機能は存在せず、公式でないRPCが利用可能になれば再度取引が可能になる可能性があるとしています。
さらに、開発者からの異議申し立てに対応する体制を整え、問題解決後にはブラックリストからの解除を行う仕組みを導入することも発表しました。
このような背景から、ソニュームのIP保護に関する方針に対する好意的な意見が増加しているとされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/81145f6cbf8a6e0009026af18f1b3e3845bae536