香西義隆さんが神戸震災の教訓を伝え、自助の備えを呼びかける活動をしている。彼は自身の生き埋め体験も語り、震災の重要性を広めている。
要約すると香西義隆さんは、30年前の神戸震災で消防士として救出活動を行い、自身も生き埋めになった経験を持つ。
彼は毎年、震災の発生時刻に合わせて黙禱を捧げ、当時の救助活動において多くの命を救えなかったことを悔いている。
香西さんは、震災の教訓を広めるために5年前からボランティア活動を行い、自らの体験を語り続けている。
震災当日、彼は東灘消防署からの命令で倒壊した木造住宅の密集地に向かい、暗い中で被害の状況を把握できないまま現場に到着した。
そこで目にしたのは、いつも見慣れた町の惨状であり、彼は現実を受け入れられなかった。
市民からの助けを求める声に応えられず、非難の声にさらされながらも、彼は命令に従うしかなかった。
午後には、倒壊したアパートで生き埋めになった兄妹の救出に向かい、妹を救出した後、兄の元へ向かう途中で自らも生き埋めになった。
しかし、彼はなんとか脱出し、兄も救出した。
その後、25年を経て、香西さんは「人と防災未来センター」の語り部として活動し、救出活動の状況や「命の選択」の重要性を伝えている。
彼の経験は、震災の教訓を次世代に伝えるための貴重なものであり、自助の備えの重要性を訴えている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/201f68e14b6b64f176b6382da88c15d578b5b349