トランプ米大統領就任に対し、中国は硬軟両様の戦略で備え、台湾はその影響を注視。対米関係の安定と対中抑止力強化を図るも、疑米論も根強い。
要約するとトランプ氏が米大統領に就任した20日、中国はその動きに対し硬軟両様の戦略で備えている。
習近平国家主席は就任前にトランプ氏と電話会談を行い、中米関係の安定的な発展を呼びかけたが、中国は同時に米国の対中圧力に対抗する姿勢も示している。
特に、昨年12月には半導体材料に使用される希少金属の米国向け輸出を禁止すると発表し、トランプ政権が関税を引き上げる際の「報復カード」を準備していると見られる。
また、中国は日本や韓国、インドなどとの関係を改善する努力を急いでおり、トランプ政権の「米国第一」政策に対抗する包囲網を構築しようとしている。
一方、台湾の頼清徳政権は、トランプ政権の外交及び国防政策が台湾海峡の情勢に大きな影響を与えると見て注視している。
トランプ氏が台湾に対して厳しい見方を示す中、頼政権は高額兵器の購入を通じて対米関係の安定と対中抑止力の強化を図りたい意向を持っている。
しかし、台湾の一部の世論には、トランプ政権との取引が台湾を危険にさらすのではないかという「疑米論」が根強く残っている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/13163d0915a4b17607fe1399666a7b4ca5f14399