北朝鮮がロシアに軍を派兵する動きが進行中。国防部長官は、北朝鮮軍がロシアの指揮下で動く「偽装派兵」に近い状況であると指摘。国際法に則った派兵を主張する北朝鮮と、それに反発する韓国の立場が浮き彫りになっている。
要約すると北朝鮮がロシアに派兵する動きが進行している中、国防部長官の金竜顕は、北朝鮮軍がロシア軍の指揮下で作戦権限を持たずに動く「偽装派兵」に近い状況にあると指摘した。
米CNNによると、ロシアのクルスク駐留部隊では、北朝鮮軍の兵士30人に対してロシアの高位将校が3人、通訳が1人配置されるという不満が報じられた。
この編成は通常の軍事指揮体系から外れたもので、未熟な北朝鮮の若い兵士たちが戦場で「捨て駒」として扱われる可能性が高いとの見方が広がっている。
ロシアのプーチン大統領は、朝ロ間の「包括的戦略パートナーシップ条約」を引き合いに出し、軍事支援の判断は双方が行うと述べた。
また、北朝鮮の外務省も派兵を国際法に合致すると認める発言をしており、国連安全保障理事会の制裁決議に「派兵禁止」の明確な条項がないことを利用しようとしている。
韓国政府は、北朝鮮の派兵が安保理決議に違反すると考えており、国連安保理が機能しなくなっている現状を背景に、朝ロが堂々と行動していることが指摘されている。
北朝鮮内部では派兵についての言及がなく、住民は戦闘ではなく食糧供給の期待を抱いているとの情報もある。
これらの動きは、北朝鮮の内部事情や国際情勢における影響力を反映した複雑な背景を持っている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6e3cdea0f83d20d69312f27f6c38d0264b48ebc0