ごみ問題を解決するための「ゼロ・ウェイスト」運動と実践方法について紹介します。
この運動は、できる限りごみを出さないライフスタイルを目指すもので、特に海洋プラスチックごみや食品ロス、不法投棄などの問題に対処するための取り組みが進められています。
環境省のデータによると、日本では1日あたり約890グラムのごみが排出されており、リサイクルや再利用が難しい廃棄物の処理場が減少している現状があります。
このままでは、近い将来にごみを捨てる場所がなくなる恐れがあります。
そこで、私たちが今できることは何かを考える必要があります。
ゼロ・ウェイストは、1996年にオーストラリアのキャンベラで始まった取り組みで、世界各地の都市や自治体がこの理念を取り入れています。
特に注目されるのが、アメリカのベア・ジョンソンさんが実践したゼロ・ウェイスト生活で、彼女は家族4人で1年間に片手で持てる瓶1本分のごみしか出さない生活を送り、その方法を著書で紹介しました。
ゼロ・ウェイストを実現するための「5R」の原則も広く知られています。
1つ目はリフューズ(REFUSE)で、不要なものや使い捨て製品を拒否すること。
2つ目はリデュース(REDUCE)で、必要ない物を購入せず消費を抑えること。
3つ目はリユース(REUSE)で、再利用可能なものを使うこと。
4つ目はリサイクル(RECYCLE)で、リサイクル可能な素材を再資源化すること。
そして最後はロット(ROT)で、有機物を堆肥化し環境に優しい方法で処理することです。
これらの取り組みを通じて、私たちの生活を見直し、持続可能な社会を築くことが求められています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/87efcb676ba9756951d5ea817b43d7e70057705f