王毅外相とルビオ国務長官が電話会談を行い、台湾問題を巡る中国の立場を強調。米中関係の緊張が続く中、双方の意見交換が行われました。
会談は、先週の習近平国家主席とトランプ大統領の電話を受けてのもので、王毅外相はこれを「米中関係の発展にとって新たなターニングポイント」と位置づけました。
王毅外相は、中国に対するアメリカの警戒感を念頭に置きつつ、「我々は誰かを超えたり、誰かに取って代わったりしようとは考えていない」と述べ、同時に「正当な発展の権利は必ず守り抜く」と強調しました。
特に台湾問題については、「分裂は決して許さない」との姿勢を示しました。
王毅外相は、アメリカに対して「自らのことを適切に処理し、両国の人民と世界平和のために建設的な役割を果たしてほしい」との希望を表明しました。
一方、アメリカ国務省によると、ルビオ国務長官はトランプ政権の方針として、米中関係においてアメリカの国益を最優先にすることを強調し、台湾や南シナ海における中国の威圧的な行動について深刻な懸念を示しました。
この会談は、両国間の緊張が続く中での重要な対話として位置づけられています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/90df45cf9eae3b98f6f6304036d6235df9ecdda1
王毅外相とルビオ国務長官の電話会談に関するネットのコメントでは、台湾問題を中心に中国の強硬な姿勢に対する懸念が多く表明されました。
多くのコメントが、ルビオ長官が中国を「最も危険な敵」として捉えていることに言及し、中国の言い分を受け入れることはないだろうとの見解を示しました。
王毅外相については、習近平政権の指示で強気の態度を見せているとの意見があり、これは国内向けのアピールに過ぎないという指摘がありました。
さらに、中国の経済状況が厳しい中、国民の不満に耳を傾けるべきだとの声もあり、台湾問題に固執する姿勢に対する懸念が強調されました。
また、過去のオバマ政権時代の発言を引き合いに出し、平和を望むのであれば現状を変更しないことが重要だとの意見もありました。
台湾統治に対する中国共産党の野望に対しては、過去の歴史を踏まえた批判が見られ、覇権主義的な侵略者との表現もありました。
全体として、台湾問題を巡る緊張感が高まる中での外交の重要性が強調されていたのが印象的でした。
ネットコメントを一部抜粋
中国は最も危険な敵と言われている。
王毅外相の発言は国内向けの強気の姿勢に過ぎない。
中国の経済状況や国民の不満に耳を傾けるべき。
平和を望むなら、現状変更するなとの意見があった。
台湾統治の野望が剥き出しだとの指摘があった。