東京書籍が、校庭の雑草を使った探究学習書を2024年10月25日に発売。子供たちの観察力や思考力を育む内容が盛り込まれている。
この書籍は、子供たちの思考力や観察力を育成することを目的としており、特に学校の校庭に自生する雑草を活用した探究学習や自由研究の題材を提案している。
書籍の第1章では、雑草が観察しやすく、育てる必要がないため、手軽に学習素材として利用できる点に注目している。
具体的には、観察期間が長く、花が次々に咲くことがメリットとして挙げられている。
さらに、29種類の学習プログラムが紹介されており、例えば「葉の色や形の違いを調べる」や「四つ葉のクローバーを見つける」などの活動が含まれている。
これにより、自然観察を通じての発見の楽しさを体験できるよう工夫されている。
書籍はイラストや具体例を用いて解説されており、植物の知識が少ない保護者や教師でも理解しやすい構成となっている。
また、子供たちが自分なりの考えを育むための活動も提案されており、雑草に自分だけの名前を付けたり、特性を描写するカードを作成することで、観察力や表現力を養うことができる。
第3章では、ホトケノザやオオバコなど、校庭でよく見られる40種類の雑草を詳細に紹介し、雑草の見分け方講座も掲載されている。
監修には雑草の生きかた研究家である稲垣真衣氏が務め、農学博士の稲垣栄洋氏や教育学部教授の藤本勇二氏などが執筆に参加している。
この書籍は、子供たちの好奇心を育み、自然とのふれあいを通じて学ぶ力を引き出すことを目指している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/57c6a623f06ae3ea1611282d6ba0d88a7a6b2a8d