過去100年間で男性の身長と体重が女性の約2倍のペースで増加したことが研究により明らかに。性選択がその背景にあるとされています。
この研究は、イタリア、アメリカ、イギリスの研究チームによって行われ、世界保健機関(WHO)が2003年に提供した69カ国からの身長と体重のデータを分析しました。
研究の結果、幸福度を測る人間開発指数(HDI)が0.2上昇するごとに、男性の身長は4.03センチ、女性は1.68センチ増加し、体重についても男性は6.48キロ、女性は2.7キロ増加することが示されました。
さらに、ジニ係数を用いたデータ分析でも、所得格差が身長や体重に影響を与えることが確認され、ジニ係数が1単位上昇するごとに、男性の身長は平均0.31センチ、体重は0.39キロ減少する傾向が見られました。
この研究の共著者である環境生理学者ルイス・ホールジー氏は、男女の身長の伸びに差がある理由を性選択に関連づけています。
かつては高身長の男性が競争に勝ちやすく、その結果として高身長の遺伝子が残りやすかったため、現在でも女性は高身長の男性を好む傾向があると指摘しています。
一方、女性の身長はそれほど重視されないため、男女間で身長の伸びに差が生じていると考えられています。
この研究は、性選択と環境が人間の進化に与える影響を関連づける重要な知見を提供しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/bca3e39cba58c9f4e603b8ab157168d18f9cb7d7
コメントでは、男性と女性の身長に関する様々な意見が寄せられていました。
特に、日本においては、食生活の変化が身長の向上に寄与していると考えられており、動物性たんぱく質の摂取量が増加したことが影響していると指摘されていました。
また、過去のデータを基に、男女の平均身長がどのように変化してきたかについても言及されており、特に大正時代と1970年代生まれの世代の比較がなされていました。
このように、男女の身長差が欧米に比べて小さいことも強調されていました。
さらに、身長に対する意識や価値観の変化についても多くの意見があり、特に年齢を重ねるにつれて身長に対する考え方が変わってきたという声が多く見られました。
身長が重要視される一方で、最終的には個々の好みや価値観が大切だという意見もありました。
また、遺伝子や環境要因が身長に与える影響についても考察され、性選択や社会的要因が絡んでいる可能性が示唆されました。
全体として、身長に関する見解は多様であり、個人の経験や文化背景に基づく意見が多く寄せられていました。
ネットコメントを一部抜粋
欧米と違って日本の場合、体位の向上は食生活の変化だろうな。
男女の身長を決める遺伝子は別で、男性の低身長遺伝子は淘汰される。
オランダは北欧に比べて低身長なのをコンプレックスにしていた。
日本だと若者の平均身長下がってますね。
身長に関しては二極化していると実感しますね。