調査によると、約9割の人がChatGPTを業務で活用し、主に文章作成や情報検索に利用している。ただし、正確性やセキュリティリスクへの懸念も浮上している。
NSSスマートコンサルティング株式会社が2025年1月に実施した調査では、1030人の会社員の約半数がChatGPTを「文章の作成・要約・校正」に利用していることが示されています。
具体的には、49.8%がこの機能を活用しており、次いで「情報検索」(48.4%)や「情報処理・データ分析」(42.2%)が続いています。
活用頻度については、週に3〜4日程度使用している人が最も多く、約8割の利用者が日常的にChatGPTを業務に取り入れていることから、AI活用が普及していることがわかります。
ChatGPTを利用することで得られるメリットとしては、「作業スピードの向上」(56.0%)や「アイデアの質の向上」(40.8%)が挙げられ、業務効率化だけでなく創造性を高める効果もあるようです。
しかし、一方で出力内容の正確性やセキュリティリスクが懸念されており、「情報の正確性が不明で結果的に手間が増えた」という意見や「ChatGPTへの依存によるスキル低下」といった声も多く寄せられています。
調査結果では、約9割の利用者がChatGPTの出力情報を信用していると回答し、その中でも「とても信用している」と「ある程度信用している」を合わせると、実に86.7%に達します。
これにより、ChatGPTが業務において信頼されている一方で、利用には慎重な姿勢が求められることが浮き彫りになっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/77e02b3d7c74430556e3fc0fbb5c64d3e58b60f2
コメントには、ChatGPTの業務活用に関するさまざまな意見が寄せられていました。
多くの利用者が出力情報を信用していると回答した一方で、その信頼性についての懸念も存在しました。
特に、どのように情報が引用されているかを明示するファクトチェック機能の充実を求める声が多く、具体的な引用先や文章まで示すことができれば、さらに安心して利用できると考えられていました。
また、回答の質が質問の仕方によって大きく変わることに対して、利用者が戸惑いを感じている様子も見受けられました。
知識に基づいた質問をしても、期待通りの回答が得られないことがあるため、プロンプトの工夫が必要だと感じている人もいました。
さらに、ChatGPTを利用することで自分の文章作成能力が低下するのではないかという懸念もあり、単に情報を組み替えるだけではなく、自分自身の表現力を維持することが重要だとの意見もありました。
最後に、実際の業務においては、上司が文章を修正することが多く、ChatGPTの出力が必ずしも役立てられない場合があるという現実も指摘されていました。
ネットコメントを一部抜粋
回答にリンク先がついてることがあるけど、もっと具体的に引用先の文章とかまでファクトチェック機能があると良い。
約9割の利用者が出力情報を信用していると回答し、信用してないけど利用してる残りの1割が意味不明。
聞き方で大分回答が変わるから、なかなか思ったような答えが返ってこない。
自分で書く力が低下する。
組み替える力だけしかつかない。
これ使っても文章直す上司おるしな、使えないよね。