中国のUnitreeが人型ロボット「G1」の最新アップデートを発表。より人間らしい歩行が可能になり、複雑な動作もこなせる機能を搭載しています。
このロボットは、より人間らしい歩行姿勢を実現しており、膝を曲げ、腰のひねりを伴う自然な動作で歩く様子が公開された動画で話題を呼んでいます。
G1の販売価格は9万9000元(約210万円)で、身長は約127センチ、体重は約35キロです。
23~43個の関節を持ち、広い可動域を活かしてスキップや1回転ジャンプ、障害物を跳び越えるなどの複雑な動作が可能です。
さらに、頭部には米インテルの「RealSense D435」深度計測カメラと、中国DJI傘下の「Livox」の3D LiDAR「MID360」を搭載し、360度の環境認識を実現しています。
移動速度は秒速2メートル、稼働時間は約2時間で、芝生の斜面や曲がり角などの複雑な地形でもバランスを崩すことなく走行できます。
また、G1は3本指のロボットハンドを備えており、親指が3自由度、人差し指と中指はそれぞれ2自由度を持ち、繊細な物体操作も可能です。
Unitreeは2023年5月にG1を発表して以来、毎月のようにアップデートを行っており、ロボットの共創プラットフォーム「UnifoLM(Unitree Robot Unified Large Model)」も公開しています。
このように、Unitreeは人型ロボットの進化を続けており、今後の展開にも注目が集まっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/0127956990123a77cb9ddf10ae7897aa6ce228e5
Unitreeの人型ロボットG1が進化し、自然な歩行や複雑な動作を実現したことに対して、多くのネットユーザーが感心を示していました。
特に、かつてのロボットに比べてバッテリーやコンピュータの小型化が進み、スッキリとしたデザインになった点が評価されていました。
この進化により、ロボットのバランス取りが容易になったとの意見もあり、技術の進歩を感じさせるものでした。
一方で、人型ロボットの必要性について疑問を持つコメントも多く見られました。
例えば、ロボットが人間の模倣をする必要がないのではないかという意見や、実際に購入した場合の具体的な利用方法が見えないという声がありました。
また、義手や義足などの補助技術に期待を寄せる意見もあり、ロボットの形状にこだわる必要はないという考え方が示されていました。
さらに、日本のロボット技術の停滞を憂うコメントもありました。
過去にアシモなどでリードしていた日本が、今や他国に遅れをとっている現状に悲しみを感じる声が多かったです。
また、ロボットが兵器として転用される可能性についての懸念もあり、平和利用と戦争利用の狭間での倫理的な問題が指摘されていました。
総じて、Unitreeの人型ロボットG1の進化に対する期待とともに、技術の進展に対する懸念や疑問が入り混じったコメントが寄せられていました。
今後のロボット技術の進化には、慎重な視点が求められることが示唆されています。
ネットコメントを一部抜粋
ASIMOはコンピュータとバッテリーを体内に内蔵しきれずに溢れた部分を背負っていたわけだけど、
ロボットが人間の模倣をする必要ないんじゃないかなぁ、と常々思う
人に奉仕するという意味ではロボ型だけじゃなく今後はテクノロジーによって義手や義足が今よりももっと素早く滑らかで力強く、
これが本当なら、日本が残念。
日本は困窮し過ぎてこういう無駄な研究開発をする余裕もなく、大企業が開発したとしても精々大学生の自由研究レベル。