パナソニックがベトナム市場に注力し、日本式の高品質を広める戦略を展開。急成長するベトナムはASEAN諸国への展開の鍵となる。
ベトナムは1970年代の日本を彷彿とさせる躍動感を持ち、アジア全体の市場動向において重要な役割を果たすと考えられている。
ホーチミン市の中心部では、バイクが行き交い、屋台文化やカフェ文化が根付いており、特に若い世代がスマートフォンを使いこなす姿が見受けられる。
平均年齢が約35歳であるベトナムは、人口ボーナス期にあり、今後も成長が期待される。
パナソニックが注力する理由は、日本の人口減少に対し、豊富な若年層を持つベトナムの存在と、急速に進む交通インフラの整備である。
2024年にはホーチミン市の都市鉄道1号線が開通し、ビンズン省のBRT計画も進行中で、これらのインフラ投資は都市化を加速させる要因となっている。
ベトナムは2023年に人口1億人を突破し、GDP成長率は6〜8%を維持。
特にビンズン省は工業団地が集積し、企業の進出が相次いでいる。
パナソニックは早期にベトナム市場に進出し、電設資材ビジネスユニットを設立。
配線器具やブレーカーで国内シェア1位を誇り、2023年度の売上は222億円に達している。
新都市開発プロジェクトでは、日本の住宅設備が取り入れられ、ベトナム人の憧れとして「日本風の暮らし」が広がっている。
パナソニックは、これらの成長を背景に自社の高品質製品をアピールし、ブランド価値を高めている。
今後、インフラ整備が進むことで、ベトナムはさらなる投資環境の整備が期待され、パナソニックの戦略が成功する可能性が高い。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7201bf9697a01ee36fbe12c19390d4a355370e8d
コメントでは、パナソニックのベトナム進出に関して、多くの日本企業が同じように考えているという意見がありました。
特にベトナムは、政治的リスクが低く、経済成長が期待される国として注目されていました。
しかし、他の国々と比較した場合、日本の投資額が減少していることが指摘され、特にシンガポールや中国、韓国に対して日本は4位であり、その投資額は上位3カ国に比べて25%も下がっているというデータが示されました。
さらに、ベトナムにおける「日本」というブランドの影響力は依然として強く、最近開業したホーチミン市の地下鉄が日本の支援で作られたことが現地で好評を得ていることも言及されていました。
一方で、ベトナム国内での韓国企業のシェア拡大や、英語の通じにくさも懸念されており、特に英語教育が不足していることが指摘されました。
また、ベトナムの現状を見て、将来有望とは思えないという意見もあり、文化や経済の違いについての理解が求められているようでした。
全体として、パナソニックの進出は注目されるものの、他の企業との競争や地域特有の課題も多いことが浮き彫りになっていました。
ネットコメントを一部抜粋
多くの日本企業が同様なこと考えていると思いますよ。
ベトナムに対する国別の投資額については、日本は4位に過ぎず、投資額も下がっている。
日本というネームバリューは絶大で、ホーチミン市の地下鉄は大好評である。
ベトナムでは老人を探すのが大変だが、日本に帰国すると若者を探すのが大変。
英語がほとんど通じないらしく、学校で英語の授業が無い。