日産の部品メーカー、マレリが経営再建に苦しみ、法的整理を受ける事態に。KKR傘下となり、独立系サプライヤーとしての道を模索中。
マレリは、2022年3月から事業再生ADRを進めていたが、経営再建は実現せず、法的整理を受けることになった。
マレリの起源は1938年に設立された日本ラジエーター製造株式会社であり、日産自動車の系列に入ったのは1954年。
長い歴史を持つマレリは、2005年に日産自動車の子会社となり、特に北米市場での成長に伴い、2016年には年売上高が1兆円を突破した。
しかし、2017年には日産がKKRに売却し、独立系の自動車部品サプライヤーとしての道を歩むことになった。
これにより、マレリは日産系列から離脱し、他の取引先の開拓が急務となった。
2019年にはフィアット・クライスラー・オートモービルズの自動車部品部門を買収し、商号をマレリに変更。
2021年には中国市場への進出を図り、上海海立集団と合弁会社を設立した。
現在、マレリはアジア、米州、欧州、アフリカに約170の施設を持つ世界的な自動車関連サプライヤーとして存在しているが、経営の不安定さが今後の成長に影を落としている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2e6f42d1e017a580556abe40481eab9b0e02edd5
日産部品メーカー・マレリの経営危機に関するコメントでは、複数の意見が集まっていました。
多くの人が、日産が外資にカルソニックを売却した際の経緯に疑問を呈し、その結果としてマレリが経営危機に直面したと考えていました。
特に、売却時にカルソニックが借金を負って特別配当金を工面するという状況は、理不尽であったとの指摘がありました。
また、マレリの再建は難航していることが報じられ、最近では金融機関から100億円の支払い猶予が認められたことも話題になっていました。
このような状況は、通常ならば銀行が認めないものであるため、日産の影響力が強く働いているのではないかとの意見もありました。
さらに、日産自身が厳しい状況にある中で、マレリや他の日本メーカーを売却してきた結果が今の経営危機に繋がっているとの見方もありました。
コメントの中には、外資に入ることで部品供給のリスクが高まることや、自動車メーカーからの依存度を下げる必要性も指摘されていました。
特にトヨタ系列がこの点で成功している一方、日産系列は厳しい状況にあることが強調されていました。
記事の内容に対しても、過去の経緯が現在も影響しているのか、もう少し具体的な情報が求められていたことが印象的でした。
また、マレリが元々イタリアの部品メーカーであることに触れ、日産系企業ではないという指摘もあり、経営危機の背景にはさまざまな要因があることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
そもそも日産が外資にカルソニックを売却などしなければこんなことにはならなかった。
米国投資会社の傘下に入ると、次、いつ、別の会社に売却されるかわからない。
自動車部品メーカーは自動車会社から取引依存率を下げるように言われているな。
この記事は過去のことなのか、今もまた再燃しているのかよくわからない。
マレリは元々イタリアの部品メーカーで苦しくなった頃に手を出した。