盗まれた観音菩薩坐像の返還手続きが完了

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観音寺から盗まれた仏像の返還手続きが完了し、田中前住職が会見を開きました。仏像は韓国から無事に戻り、今後の管理方法についても検討が進められています。

要約すると長崎県対馬市の観音寺から2012年に盗まれ、韓国に持ち去られた「観世音菩薩坐像」の返還手続きが、韓国・大田市の国立文化遺産研究院で行われ、田中節孝前住職が26日に記者会見を開きました。

この仏像は県指定の有形文化財であり、田中前住職は「仏像が返ってきたら、まず観音寺で檀家の皆さんに拝んでいただく」と述べ、今後の管理方法についても検討を進める考えを示しました。

返還手続きは24日に行われ、田中前住職は「日韓両国の関係者のおかげで、禍根を残すことなく、すみやかに書類への署名も終わった」と感謝の意を表しました。

さらに、仏像との対面を振り返り、「立派なお顔をされていた。

損傷などはなかった」と喜びを語りました。

現在、仏像は所有権を主張してきた韓国の浮石寺に貸与されており、100日間の法要後に対馬に戻る予定です。

この日の会見には、訪韓に同行した対馬市教育委員会文化財課の田中淳也課長も同席し、仏像の戻った後の保管方法について「安全第一という観点から、対馬博物館に保管する方法もあるが、檀家の皆さんともよく話し合って決めなければならない」とコメントしました。

仏像の返還は、日韓関係において重要な出来事であり、文化財の保護と管理の在り方を考えるきっかけともなっています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e34929600b53a33fa2c66bf74d11d28859d68471

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