アメリカの政府効率化省(DOGE)が、1セント硬貨の製造コストの高さを問題視し、廃止を目指す動きを強めている。製造コストは額面を上回り、現金使用の減少も影響している。
2023年度には、4億5000万枚以上の1セント硬貨の製造に1億7900万ドル(約2327億円)が費やされ、1枚あたりのコストは3セント(約4.5円)を越えた。
この製造コストの高騰は、1970年代から議論の的となっており、過去には民主党と共和党の両方が廃止や変更を試みたが、議会での停滞が続いている。
最近、アイオワ州選出のジョニ・アーンスト上院議員が、硬貨の材料を見直すことでコスト削減が可能だと提案した。
1セント硬貨は1982年以降、98%が亜鉛で作られており、その価格の上昇もコスト増加の一因である。
さらに、現金使用の減少が進んでおり、2023年の現金支払いは全体の16%にとどまった。
この背景から、DOGEの効率化キャンペーンは、1セント硬貨をターゲットにすることで、政府の無駄を排除する初期のテストとして位置づけられている。
今後、DOGEがどのように影響力を発揮し、実際に1セント硬貨を流通から排除できるかが注目される。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/84f458655f67e6ff59cbf84c59b25c278171bb48
イーロン・マスクがDOGEを中心に1セント硬貨廃止の動きを進める中、ネット上のコメントは多様な視点からの意見が寄せられました。
まず、硬貨の必要性についての意見がありました。
日本では、紙幣は日本銀行、硬貨は造幣局が発行しており、特に1円玉のアルミニウムや十円玉の銅は有事の際に戦略物資として重要視されることが指摘されました。
これにより、1円玉が375億枚流通している現状は、37500トンのアルミニウムを備蓄しているのと同等であるとの見解が示されました。
さらに、1円玉の製造コストが3円であることに対し、その経済的価値についての議論もありました。
経営者の視点から、通貨全体の役割としての価値を考えるべきとの意見があり、単に赤字という視点だけでは測れないという意見が強調されました。
また、将来的には仮想通貨が法定通貨よりも有利になる可能性についての意見もあり、特にDOGEが生活に使えるようになれば、多くの人が利用するかもしれないとの予測がありました。
オンライン決済の普及によって、利用できない人々が置き去りにされる可能性も示唆され、時代の流れを反映した意見が多く見られました。
最後に、DOGEに関連するユーモラスなコメントもあり、昨年亡くなった柴犬の名前を引き合いに出すことで、親しみやすい視点が提供されていました。
ネットコメントを一部抜粋
日本においては紙幣は半民の日本銀行が、硬貨は官の造幣局が発行しています。
1円玉を作るのに3円かかるから赤字だから損・・・・。
将来的には製造流通保管のコスト考えると仮想通貨の方が今の法定通貨より有利になってくかもね。
時代の流れでしょ。
オンライン決済ができない人は、置き去りにされても仕方ない方向へいずれは行くのでは?
DOGEと言ったら昨年亡くなりました世界一有名な柴犬かぼすちゃんの事かと思いました。