TONが2025年上半期のロードマップを発表。大型アップグレードやL2決済ネットワークのリリースを計画しており、ネットワークのパフォーマンス向上や安定性が期待される。
要約すると2025年上半期のロードマップが発表された「オープンネットワーク(TON)」は、様々なプロジェクトの実施を予定している。
特に注目すべきは、大型アップグレード「アクセラレータ(Accelerator)」の進捗で、コアチームが1年半以上の研究を経て、メインネットのアップグレードを開始したことだ。
このアップグレードは、ノードのパフォーマンス向上を図る「シャードチェーン追跡の最適化」と「バリデータ機能の分離」を主な変更点としており、無限シャーディングの実現によりネットワークの安定性向上やリソース消費の削減が期待されている。
さらに、トランザクション処理時間の安定化も見込まれる。
また、決済ネットワーク(L2)のリリースやスマートコントラクト機能の強化、バリデータツールとトンセンターAPIの最適化、DDoS攻撃からのバリデータ保護の強化なども計画されている。
L2決済ネットワークでは、ユーザー間のマイクロ手数料による即時送金や資産のスワップが可能になる見込みだ。
現在、決済ネットワークはベータ版の段階で、テストと監査が進行中である。
今後はプロトタイプのテスト、ジェットンや追加通貨のサポート、スワップ機能の追加が予定されている。
ジェットンはTONブロックチェーン上で使用されるトークンであり、TONトークンとしても知られている。
なお、TONは独自のサイドチェーンを立ち上げる計画はないが、研究開発には積極的に参加する意向を示している。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/634dccfbd56c5359d9c2aa404f1e29634b0d64d1