米ブームが超音速旅客機XB-1の初飛行に成功。持続可能な航空燃料を用いたオーバーチュアの開発が進行中で、民間超音速飛行の実現に期待が寄せられています。
この飛行は、米国における民間機として初めて音速の壁を突破したもので、パイロットのトリスタン・ブランデンブルク氏が操縦しました。
XB-1は、カリフォルニア州のモハベ空港を拠点に11回の有人試験飛行を行い、高度3万5290フィートに達した後、マッハ1.122の速度を記録しました。
XB-1の成功により、ブーム・スーパーソニックは、乗客を乗せた超音速飛行の実現に向けた技術的な可能性を示しました。
CEOのブレイク・ショール氏は、少数のエンジニアの努力によって、かつては政府の数十億ドルの予算が必要だった技術が実現したことを強調しました。
オーバーチュアは、アフターバーナーなしでマッハ1.7の速度を目指し、持続可能な航空燃料(SAF)を使用する計画で、ネットゼロ・カーボンの達成を目指しています。
オーバーチュアは、205フィートの長さで、64席から88席のビジネスクラスの座席を持ち、マイアミからロンドンまで約5時間、ロサンゼルスからホノルルまで約3時間で結ぶことが期待されています。
また、ブームには日本航空(JAL)が出資しており、オーバーチュアの量産機はアメリカン航空やユナイテッド航空から合計130機の予約を受けています。
ノースカロライナ州には製造施設「オーバーチュア・スーパーファクトリー」が建設され、年間66機の生産が計画されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/10c450461978d52cca6e1109f5a5f4f216c1f1c8