米農家の徳本修一さんが農業の成功秘訣を語る。物価高の中での価格設定や経営戦略に迫る。
彼は、農業の現状について、物価高による野菜価格の高騰が続く中で、農家が仕入れ原価の上昇に直面していると指摘します。
具体的には、肥料や苗の価格が倍以上に上昇しているにもかかわらず、20〜30年にわたって野菜の価格相場は変わらず、農家は「ぼったくり」と誤解されがちであると述べています。
徳本さんは、農業における価格決定権が農家にはないとしつつも、「農業は儲かる」という立場を強調しています。
彼は、35歳で農業を始めた際、最初の5年間で1000〜2000万円の赤字を計上しましたが、40歳で米農家に特化し、農地を拡大。
48歳には、東京ドーム21個分に相当する100ヘクタールの田んぼを3人で運営し、全国平均の利益率5%に対して30%の高い利益を上げています。
徳本さんは、農業に対する偏見を払拭し、成功するためには数字的・技術的な裏付けを持つことが重要だと考えています。
彼の経験から、農業も他の産業と同様に、儲かる人が成長し、儲からない人が撤退する厳しい世界であることが浮き彫りになっています。
成功を収めた背景には、泥臭い失敗を経て得た学びがあり、農業の可能性を信じて挑戦し続けた姿勢があるといえます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d61d14b2c78effe8946dffc68acea9e782bd323d
米農家徳本修一氏の成功の秘訣と農業の現実に関するコメントでは、農業の大規模経営が利益率を高める可能性がある一方で、条件が整わなければ成功が難しいという意見が多く寄せられました。
特に、水田の距離や基盤整備の進捗、平均面積などが成功の要因として挙げられ、具体的な地域の例が示されていました。
また、米農家には補助金が少ないとの指摘があり、特に大規模農家のみが恩恵を受ける場合が多いという意見がありました。
病害虫の影響や日々の観察の重要性が強調され、農業の厳しさを実感する声もありました。
さらに、農地の集約が進まない現状に対する疑問や、企業の農地取得の難しさ、戦後の小規模農の増加が競争力を失わせたとの指摘もありました。
農業の経営が不安定であることや、農業機械の寿命に関する問題も取り上げられ、経費計算を踏まえた黒字化の難しさが語られました。
全体として、農業の未来に対する様々な視点が集まり、成功には多くの条件が必要であることが強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
確かに大規模経営は利益率が高いです、問題は水田が半径どれ位の距離にあるかです。
米農家には補助金がありません。
時々たくさん補助金があるからなどとデマがありますが、どんな補助金なのでしょうか。
確かに現在日本の農業は零細高齢化と耕作放棄が問題なのだから集約大規模化は自然な流れだと思う。
戦後に小規模の自作農が増えすぎたのが駄目でした。
それを保護するために補助金漬けで競争力が失くなってしまいました。
すべての経費を計算した場合、コメは15〜20ヘクタールで黒字になると言われている。