ベルリンでCDU・CSUの極右勢力との協力に抗議するデモが行われ、16万人以上が参加。歴史的なタブーを破ることに対する強い反発が示されました。
このデモは、3週間後に迫る総選挙を前に、移民規制の法改正案を可決させる狙いを持つCDU・CSUの「タブー破り」に対するもので、参加者は「歴史を繰り返すな」と訴えました。
ドイツでは、ナチスの過去から極右勢力との協力がタブー視されてきたため、参加者たちの反発は強く、「恥を知れ」や「ファシストの協力者はいらない」といったプラカードが掲げられました。
現在、CDU・CSUは約30%の支持率で首位を走っており、AfDは約20%で2位です。
CDUのメルツ党首は次期首相の有力候補とされていますが、デモ参加者はその立場に対しても強い不満を示しました。
今年1月29日には、移民政策の厳格化を求める決議をAfDの支持を受けて連邦議会で可決しましたが、移民規制の法改正案は31日に否決されました。
このような背景の中で、デモはCDU・CSUの極右勢力との協力に対する強い反対の声を示す重要な出来事となりました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/cd8799f9cf5575143946ed6eb7cc42b530b24c0a
ベルリンでの大規模デモに対するコメントは、CDU・CSUと極右勢力の協力に対する懸念や、ドイツ社会の分断についての意見が多く寄せられました。
参加者数が多かったことに驚くことはなく、左派の強いリベラルな国際都市であるベルリンでは、こうしたデモが頻繁に行われることが理解されていました。
コメントの中には、CDUが選挙に向けて態度を変えない理由や、右派やポピュリストに対抗するためにリベラルな立場を維持することの難しさが指摘されていました。
次の総選挙に向けた政治の変化があり得るとの見解もあり、特にFDPの退場がCDU・CSUとAfDの連立を可能にするかもしれないという意見がありました。
さらに、極右と極左の定義についての不満や、移民政策に関する議論も見られ、特に日本のメディアが極右を一方的にネガティブに扱うことに対する批判もありました。
全体として、デモが示すのは単に特定の政党への反発ではなく、ドイツ社会の深刻な分断や政治的な緊張感であるとの声が強調されていました。
ネットコメントを一部抜粋
ベルリンは左派の強いリベラル国際都市なので何十万人このデモで集まっても驚くことではない。
次の総選挙ではこの半世紀で最大に膨れ上がった連邦議会内6党+体制から右→FDP、左→左翼党、緑の党まで脱落しかねず、そうなればドイツ政治の一大転換を起こすことになる。
ドイツは政党の思想がカテゴライズされる基準が明確であり、afdは極右にされている。
世間が注目する選挙は、候補者への印象操作すると負ける。
非難対象の政党が絶対悪だというものではけっしてなく、むしろドイツ社会の分断の深刻さなのでしょうか。