元実業団選手の國立華蓮さんが、自身の過度な体重管理の経験を「note」で発信し、悩む選手たちをサポートする取り組みを紹介。
彼女は中学2年生から減量を始め、炭水化物や脂肪を徹底的に制限。
身長約160センチで48キロだった体重は、中学3年には42キロにまで減少しました。
しかし、高校に進むとレース中に空腹で失速し、月経も止まるなどの健康問題が発生。
高校2年の冬にはエネルギー不足を指摘され、炭水化物をしっかりと摂取するよう助言されました。
最初は抵抗があったものの、血液検査で貧血が判明したことで、ようやく自分の体と向き合うことができました。
陸上競技においては「軽さ=速さ」というイメージが強く、過度な体重管理で不調に苦しむ選手は多く、女子1万メートル日本記録保持者の新谷仁美選手も同様の経験を持っています。
國立さんは、かつての自分に語りかけるようにジュニア選手に向けて発信し、相手を否定しないことを心がけています。
彼女の投稿は多くの反響を呼び、同じように悩む選手や保護者からの相談が寄せられました。
また、地元愛知のジュニア選手への講演依頼も受け、食事や体づくりの重要性を語っています。
現在は愛知県内の大学で心理学を学びながらモデル事務所に所属し、セカンドキャリアを模索中です。
彼女は日本陸連公認のコーチ資格を取得し、今後も陸上に関わり続ける意向を示しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3fb8193050d8db039d03a88640fe60b0efbf1fcd
選手たちのコメントでは、過去に過度な体重管理を経験したことが語られ、健康への影響が深刻であることが強調されていました。
中には、ダイエットの知識が不足していたために、体重を軽くすることがタイム向上に繋がると信じて、極端な食事制限を行ってしまった方もいました。
その結果、生理が止まってしまい、正常に戻るまでに8年近くかかったという体験談がありました。
また、体重の増減を繰り返す中で、競技成績が向上しなかったという声もありました。
これらの経験から、スポーツ選手はしっかりと食べながら減量することが重要であり、特にタンパク質の摂取が欠かせないと多くのコメントが示していました。
さらに、特定の選手の健康状態についても言及され、体重に囚われすぎることの危険性が指摘されていました。
無理なダイエットは生理不順や拒食症など、深刻な健康問題を引き起こす可能性があるため、適切な食事と運動を心がけることが大切だという意見が多かったです。
最後に、健康を重視する評価基準の見直しが必要であるとの提案もあり、選手たちの健康と競技成績の両立が求められていることが伺えました。
ネットコメントを一部抜粋
中学の頃の私が正にそれです。
生理が止まり、正常に戻るのに8年近くかかりました。
記録を追い求めて体のサイン無視するのは本末転倒な気もする。
無理なダイエットは冗談じゃなく、自分の身体にシャレにならない事態を招きかねない。
健康が1番だと思うな。