中国の反スパイ法改正により、韓国人が初めて逮捕された事件が発生。韓国は外国でスパイ容疑をかけられ、国内での外国人スパイ処罰が困難な状況にある。
要約すると中国での反スパイ法改正により、韓国人が初めて逮捕された事件が報じられた。
この韓国人は半導体関連の仕事をしており、昨年12月に反スパイ法違反の容疑で拘禁されている。
彼は以前、サムスン電子の半導体部門に勤務していたが、中国の半導体会社の情報を韓国に流出させた疑いが持たれている。
中国は昨年7月にスパイ容疑の適用範囲を拡大した改正反スパイ法を施行し、韓国人に対してもその影響が及ぶことが懸念されていた。
この事件は、米中の半導体戦争の中で韓国の半導体人材が狙われる可能性があることを示唆している。
また、今年1月にはロシアで韓国人宣教師がスパイ罪で拘束される事例もあり、韓国人が外国でスパイ容疑をかけられるケースが増えている。
さらに、米国でも韓国国家情報院職員と関係のあった専門家が外国代理人登録法違反で起訴されるなど、国際的な情報戦争の中で韓国が直面する危機が浮き彫りになっている。
韓国では、外国による反国家情報活動を処罰する法的基盤が整っていないことが深刻な問題として指摘されており、韓国の刑法では「敵国」に対する行為のみがスパイ罪として処罰される。
韓国国会では、外国の代理人を登録させる「外国代理人登録法」の制定が提案されているが、実現には至っていない。
韓国は北朝鮮や中国、ロシアに囲まれ、激しい情報戦の渦中にあり、法改正が急務とされている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/20b1c959195f1e290e3cb9d25b5e5595e99fc3d6