スバルが「レガシィアウトバック」の販売を終了し、36年の歴史に幕を下ろします。SUVの需要が高まる中、日本の交通事情に合ったモデルは何かを考えさせられます。
これにより、スバルの「レガシィ」ブランドは7世代・36年の歴史に終止符を打つことになります。
「レガシィ」は1989年に初代モデルが登場し、水平対抗エンジンと4WDを搭載したことで、当時の日本の自動車市場において大ヒットを飛ばしました。
この成功を受けて、他のメーカーも相次いで対抗モデルを投入し、1990年代にはワゴンブームが起こりました。
特に、ハイパワー4WDワゴンとしての「レガシィGT」は、スポーツカーに匹敵する走行性能を持ちながら、収容力にも優れた万能選手として人気を博しました。
しかし、燃費が悪く、維持費がかかるという欠点も存在しました。
2代目から4代目にかけて完成度を高めていった「レガシィ」ですが、2000年代に入ると北米市場向けに車体サイズを拡大したことで、日本の消費者のニーズに合わなくなり、販売台数は減少していきました。
この流れを受けて、スバルは2013年に「レヴォーグ」を発表し、「レガシィ」の販売不振をカバーしました。
最終的に、2020年にはセダンの「B4」が終了し、現行の7代目では「アウトバック」のみが国内販売されることとなりました。
これにより、SUVが日本の交通事情に合っているのか、また「日の丸SW」は“オワコン”なのかという問いが改めて浮かび上がっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/caf8cf7f23a5f96aef1b152e68b3c655e9a07b98
スバルのレガシィ消滅に関するコメントでは、ユーザーの車選びの傾向や意見が多様に表現されていました。
特に、SUVの人気が高まる中で、乗り降りのしやすさや燃費の良さが重視される傾向が見受けられました。
多くのコメントでは、車高の低いセダンやワゴンに対する不安や不便さが強調され、特に高齢化社会においては、SUVの選好が理解されていたのです。
また、レガシィの特性や魅力を評価する声も多く、特に直進安定性や走行性能が優れている点が再評価されていました。
さらに、レガシィの後継車であるレヴォーグに期待を寄せる意見もあり、スバルの取り組みが評価される一方で、消費者のニーズに応じた車種の選択肢が減ることへの懸念も表明されていました。
全体として、レガシィの消滅は一つの時代の終わりを示しつつも、新たな選択肢やニーズの変化を反映していると感じられました。
ネットコメントを一部抜粋
ステーションワゴンに乗っています。
だんだん車高が低いクルマの乗り降りが大変になってきました。
不人気の5代目レガシィワゴンに乗ってますが、あまりかっこよくない外観以外はよくできた車です。
何をするかで車選びは変わります。
アウトドア派な私には荷室空間が必要です。
レガシィ終了やボディサイズがデカいとか文句言う人が多いですが、実際レヴォーグを用意しているスバルは凄く良心的です。
北海道に住んでた時、2代目〜4代目とレガシィを3台乗り継いだ。
レガシィとブリヂストンスタッドレスの組み合わせは無敵でした。