CEATEC2024での展示を通じて、EVのバッテリーが都市鉱山の一部であることが再認識され、リユースの重要性が浮き彫りになりました。
要約すると2024年10月15日から18日まで千葉県幕張メッセで開催されたデジタルイノベーションの総合展示会「CEATEC2024」では、貴重な資源の海外流出を防ぐための取り組みが注目されました。
特に、携帯電話やパソコンなどのデジタル製品には、クロムやコバルトといったレアメタル、さらにはスカンジウムやイットリウムといったレアアースが多く使われています。
これらのレアメタルの大部分は中国が保有しているため、今後の高性能機器製造においては中国との関係を良好に保つことが重要です。
しかし、国際情勢の不安定さから、国内でのリサイクルの推進が求められています。
日本では2013年に小型家電リサイクル法が制定され、リサイクルの流れが整備されてきました。
この法律により、スマホや家電を適切に回収することで、山や地面を掘ることなく希少なレアアースを国内で集めることができる「都市鉱山」という概念が広まっています。
この考え方は自動車にも当てはまり、特にEV(電気自動車)のバッテリーには大量のレアメタルとレアアースが含まれています。
CEATEC2024のBASCブースでは、EVのバッテリーも都市鉱山の一部であることを再認識させられました。
新型車のバッテリー性能や充電能力に関する情報は多いですが、使用後のリユースについて考える機会は少ないのが実情です。
特に中国での「EVの墓場」という報道がある中で、バッテリーのリユースの重要性を学ぶことができました。
これにより、持続可能な社会の実現に向けた一歩を踏み出すことが期待されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/c8ba7419bd4942a868e5f6c069bd9615e03f35d1