TXOne Networksは、急増する製造業へのサイバー攻撃に対抗するため、OTセキュリティの強化を進める。ユーザビリティとセキュリティの両立を目指し、包括的な保護を提供する戦略を展開している。
要約すると台湾のTXOne Networksは、OT(制御技術)セキュリティ市場の展望と事業戦略について説明した。
TXOneは2019年にトレンドマイクロとMOXAによって設立され、現在は30カ国でビジネスを展開している。
2022年には日本法人を設立し、国内の製造業にOTセキュリティ製品を提供している。
製造業に対するサイバー攻撃は急増しており、特に2021~2024年の間に製造業が最も攻撃対象となった。
リュウCEOは、OTセキュリティはITセキュリティと異なり、高い可用性が求められるため、CSOはセキュリティとユーザビリティの両立を目指さなければならないと強調している。
さらに、製造業の77%がOTセキュリティの取り組みの初期段階にあり、完全に保護できている企業は存在しないと述べた。
TXOneは、OT環境に最適なセキュリティ対策を提供し、識別、防御、検知/対応/復旧、統治の4段階でセキュリティの高度化を進めていく方針だ。
リュウ氏は、統治に取り組んでいる企業は1%未満であるとし、統合プラットフォームの必要性を訴えた。
TXOneは、OT環境に特化したセキュリティ検査ツールやエンドポイント保護を提供し、資産のライフサイクル全体を保護する「SageOne」プラットフォームを展開することで、OTセキュリティとサプライチェーンセキュリティの連携を図る必要があると述べている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/5293917b12ea11f895343adfa955a5ea7ad976fc