10月の有効求人倍率は1.25倍でほぼ横ばい。物価高が影響し、求職者は転職よりも安定を重視する傾向が強まっている。
厚生労働省の発表によると、10月の有効求人倍率は、求職者1人あたりの求人数を示しており、2カ月連続で上昇したものの、全体としてはほぼ横ばいの状態です。
この背景には、長引く物価高騰があり、企業が新たな求人を出す余裕がないことが影響しています。
また、求職の申込件数は前月から2.2ポイント減少しており、これは多くの求職者が転職よりも現在の職場での安定を求めていることを示しています。
厚労省は、物価高の影響が各業界に広がっている状況を踏まえ、今後の動向に注視していく意向を示しています。
このような状況から、求職者の心理にも変化が見られ、安定を求める傾向が強まっていることが伺えます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/7e12695d45a24caf009419818440bed4be182a3a
10月の有効求人倍率が1.25倍に達したというニュースに対し、多くのコメントが寄せられました。
コメントの中では、求人倍率の数値が実際の労働市場の状況を反映していないのではないかという意見が多く見受けられました。
具体的には、空求人や正社員型派遣の存在、面接時に契約内容が異なるケースが指摘され、実際には求人数が少ないのではないかという懸念が表明されていました。
また、ハローワークの求人が無料で掲載可能であるため、求人の質が保証されないという意見もありました。
さらに、労働環境が厳しくなっている中で、上場企業が好決算を報告している一方で、中小企業が苦境に立たされている現状も指摘されていました。
このような背景から、求職者が安定を求める傾向が強まっていることが伺えました。
全体として、求人の実態や労働条件に対する不安が多くのコメントに反映されており、単なる数字では測れない複雑な状況があることが浮き彫りになっていました。
ネットコメントを一部抜粋
有効求人倍率なんて本当にいい加減な数値です。
空求人、正社員型派遣、面接に入ったら契約内容が違った。
今の状況は、人が少なくても、より労働密度強化に流れている状態だ。
この有効求人倍率は、世間でいう人手不足を示してはいないのでは無いでしょうか。
中小企業では労働者も経営者もアップアップの状態。