渋谷区がAI英会話アプリ「ELSA for Schools」を導入し、生徒の英語力向上に寄与。授業での活用が進み、自信と興味が高まっている。
このアプリは、主に中学2年生と3年生の授業で使用されており、導入から半年が経過した結果、生徒たちの英語への自信や興味が向上し、授業に積極的に取り組む姿が見られるようになったとのことです。
特に、11月1日に行われた公開授業では、AIを活用した外国語科における探究的な学びをテーマにした授業モデルが紹介され、生徒たちからは「自分の発音を客観的に評価してくれるのでやりやすい」や「英語に対する自信が付き、さらにスキルが磨かれるように感じる」といった前向きな感想が寄せられました。
渋谷区教育委員会の柳田俊先生は、ELSA for Schoolsを導入することで、生徒一人ひとりが英語力を客観的に把握し、主体的に学習を進められるようになることを目指していると述べています。
6月からの実践を通じて、生徒たちが自己の学習進度やレベルに応じて練習を重ね、自信をつけている点が特に重要だと指摘しています。
また、ELSAで培った発音やスピーキングは、区内に在住する留学生やALTとの交流の機会を通じて実践的に活用される場面も増えていると説明され、東京都英語スピーキングテスト（ESAT-J）の対策にも効果的であるとされています。
ELSA for Schoolsは、音声認識技術を利用して学習者の発音やアクセント、イントネーション、流ちょうさを特定し、スピーキングの改善を図るAIパーソナルコーチアプリです。
ELSA JAPANによると、同アプリは192カ国・5000万人以上のユーザーに利用されており、国内でも京都大学をはじめ、地方自治体や私立学校、予備校などでの採用が進んでいます。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/988acfe26f24648507b15379ad027ebba4e603e2