トランプ氏がBRICS新通貨創設に反対し、100%関税を示唆。米ドル依存の減少を警告。
彼は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」において、BRICS諸国が脱ドルを進める考えは終わるべきであり、新しいBRICS通貨の創設を行わないことを約束するよう求めています。
もしこれに反する場合、100%の関税を課すと警告しました。
BRICSは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカからなるグループで、最近イラン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、エチオピア、エジプトが新たに加盟し、構成国は増加しています。
ブラジルは、南米での共通通貨創設を提案し、米ドルへの依存を減らそうとしています。
新通貨が誕生すれば、ロシアや中国、イランなどの加盟国は西側諸国の経済制裁を回避できる可能性がありますが、加盟国間の経済的および地政学的な違いから、実現の可能性は低いとされています。
BRICSは、米国の世界的リーダーシップに挑戦するため、主要国とのパートナーシップを強化しようとしており、特に中国とロシアはこの動きを強調しています。
2022年のウクライナ侵攻以降、ロシアは西側諸国から経済的、外交的に敬遠されており、BRICSの枠組みを通じて新たな連携を模索しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/68a86285779b78ff092255cddfd41c3d4a1f8eec
トランプ氏がBRICSの新通貨創設に対して強硬な姿勢を示し、関税を警告したことにより、ネット上では様々な意見が交わされました。
多くのコメントでは、アメリカの経済覇権が不健全であるとの見解が示され、BRICSが結束を固めることでアメリカに対抗できる可能性があると指摘されていました。
また、ドルを使用し続けることでアメリカの覇権が維持されるとの強い危機感も表明されていました。
一方で、BRICS諸国の経済的な不安定さや過去の実績から、新通貨創設が成功するか疑問視する声もありました。
特に、経済的に突出できなかった国々が集まって共通通貨を作ることへの懸念が強く、ユーロのように安全保障を担保できなければ意味がないとの意見もありました。
また、トランプ氏の反発が逆に脱ドルの動きを加速させるのではないかとの予測もありました。
全体として、アメリカの反応がBRICSの動きの正当性を証明する結果になるのではとの意見が多く、今後の国際経済の動向に注目が集まっていました。
ネットコメントを一部抜粋
一見、非米諸国に高圧的な強硬手段のようで実は、不健全且つ割に合わないアメリカの経済覇権を着実にリタイヤさせる。
つまり、ドルを使い続けて欲しい。
さもなければ、「米国覇権」は崩壊するかと思うほどの強烈な危機感だ。
トランプのこんな調子じゃあ、分野によっては世界vsアメリカの構図になることも増えてくるだろうな。
ネット民の考え方では、アメリカのこの反応が見ると、BRICSの新通貨創設する行動がまさに有効で正しいことだと証明されることになるな。
もともと経済的に突出出来なかった国達で、国内の情勢も先進国と比べて不安定。