韓国が北朝鮮のウクライナ派兵を発表するも、北朝鮮は沈黙。韓国軍は宣伝放送で情報を発信し、心理的影響を狙う。
要約すると韓国当局は18日、北朝鮮がウクライナに侵攻するロシアを支援するために1500人の兵士を派遣したと発表しましたが、北朝鮮はこの件について沈黙を続けています。
韓国の国家情報院は、北朝鮮がウクライナ戦争に「参戦」したことを確認し、兵士がロシア極東のウラジオストクに移動したとしています。
しかし、北朝鮮メディアはこの派兵についての報道を行っておらず、最後にウクライナに関する情報を発信したのは12日でした。
これに対し、北朝鮮はロシアへの武器供与については否定していますが、派兵については何も言及していない状況です。
ロシアも北朝鮮の派兵報道を「フェイクニュース」として否定していますが、韓国の発表には特に反応していません。
北朝鮮が沈黙を続ける背景には、韓国の情報機関が公表した派兵の証拠が明確であるため、否定することが難しいとの判断があると考えられます。
また、派兵を認めることによる実益が少ないため、住民の不安を考慮して慎重になっているとも言われています。
韓国軍は、南北軍事境界線近くで拡声器を使った宣伝放送を行い、北朝鮮の兵士や住民に対して派兵の事実を伝えています。
この放送では、ウクライナ東部ドネツク州で北朝鮮の士官6人が空襲で死亡したことや、ロシア軍が3000人規模の特別部隊を編成しているとの報道が流されており、北朝鮮の兵士や住民に心理的影響を与える狙いがあると見られています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2e9ba954fbc4fe5f72ea9fcfe201238c7279d804