経団連の次期会長に日本生命の筒井義信氏が選ばれ、金融業界からの初の起用となります。十倉会長は「人物本位で選んだ」とし、社会保障制度改革への期待も示しました。
要約すると経団連の十倉雅和会長は、来年5月に任期を終えるにあたり、後任として日本生命の筒井義信会長（70）を正式に起用することを発表しました。
十倉会長は、次期会長選出にあたって「俯瞰して社会を見て中長期的な視点で解決策を提言することが重要」と述べ、筒井氏を選んだ理由を説明しました。
筒井氏は2011年に日本生命の社長に就任し、2018年には会長に昇格。
また、2023年からは経団連の副会長としても活動しています。
経団連の会長に金融業界からの選出は初めての試みであり、これまで製造業出身の経営者が多かったことからも、筒井氏の起用は新しい風を吹き込むことが期待されています。
十倉会長は、筒井氏を「人物本位で選んだ」と強調し、国際情勢の変化において製造業が果たす役割は重要であるが、特定の業界にこだわる必要はないと述べました。
さらに、筒井氏が大手生保を率いていることから、社会保障制度改革の推進にも期待が寄せられています。
筒井氏は来年1月に会長に正式に内定し、5月に就任する予定です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/30a74ada73d17cf9bbc5a6896e15db28be242dc8