NHNテコラスがAWSのコスト最適化を支援するFinOpsツール「Cloud illuminator」をリリース。視覚的な分析やリソース管理機能を搭載し、企業のクラウドコスト管理を効率化する。
このツールは、利用中のAmazon Web Services(AWS)アカウントと連携することで、すぐに利用を開始できる。
Cloud illuminatorは、クラウドコスト管理を効率化するために設計されており、技術、ビジネス、財務などの各部門が連携してクラウドコストを可視化・分析・最適化する運用サイクルを実現する。
これには、5500件以上の支援実績をもつAWS総合支援サービス「C-Chorus」で得た知見が生かされている。
具体的な機能としては、クラウドコストと使用量をサービスやアカウント別に視覚的に表示することができ、リザーブドインスタンス(RI)やSavings Plansの使用状況、稼働率、期限の管理も可能である。
また、複数アカウントのRIやSavings Plansの使用率やカバー率、有効期限を表示する機能も備えている。
さらに、クラウドコストの最適化に関しては、複数アカウントのRIやSavings Plansを推奨し、最適なインスタンスの推薦や遊休リソース(EBS/EIP/ELB)の通知も行う。
自動レポート機能や請求金額のアラート、RIやSavings Plansの期限通知、予算・計画作成の支援なども含まれている。
料金プランは、AWS利用額が月2万5000ドル未満の利用者向けの「標準プラン」が月額10万円、または年額100万円で、C-ChorusのAWSリセールサービス契約中の場合は月額8万円に割引される。
大規模な利用者向けの「カスタムプラン」は個別見積もりで、最大36カ月分のデータ保持が可能で、専任のサポートも提供される。
NHNテコラスは今後、対応するクラウドプロバイダーを順次拡大する計画を立てている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/1587c736320d2da8fc92821f51ef2285060275df