NECがITサービス管理ツールに生成AI機能を追加。問い合わせ対応の効率化と品質向上を実現し、運用担当者の負担を軽減する。
要約するとNECは2023年12月18日、ITサービス管理ツール「WebSAM IT Process Management クラウドV2」に新たに生成AI機能を追加することを発表しました。
この新機能は、ユーザーが問い合わせに対して「回答者の立場」「回答先」「目的」といった条件を入力することで、インシデントや問い合わせ内容に基づいた回答文を自動生成するものです。
これにより、手作業で行われていた「回答文の作成」や「対応履歴の要約・引継ぎ」、「回答文のレビュー」が効率化され、回答の品質向上と平準化が期待されています。
また、生成AIは問い合わせ単位ごとの対応履歴を要約し、運用担当者が全ての履歴を詳細に確認することなく要点を迅速に把握できるようにサポートします。
これにより、関係者との情報共有やエスカレーション対応の作業がスムーズに行えるようになります。
さらに、運用担当者が作成した回答文のレビューも生成AIが行い、「表記の統一」や「応急対処・暫定対処」、「復旧見込み」といった定型的なレビュー観点を条件として登録することでレビュー作業の負担を軽減し、回答の質を向上させることが可能です。
この新機能の利用料金は1ユーザーあたり月額5000円で、別途「WebSAM IT Process Management クラウドV2」の利用が必要となります。
なお、同ツールの価格は10ユーザー分で月額4万円です。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/367483b9c937e65b8b81b73845e92f72c1d9176a