サウナブームの裏で高齢者が排除される現実とその影響
2019年の放送以降、サウナの人気が高まり、特に都市部ではサウナの数が急増した。
このブームによって、サウナに訪れる人々は「温冷浴」というプロセスを楽しむようになり、2023年にはその認知度が79.5%に達したというデータがある。
月に4回以上サウナを利用する人は約219万人にのぼり、業界はコロナ禍を経て復調の兆しを見せている。
しかし、この急成長の裏には「高齢者の排除」という問題が潜んでいる。
特に、サウナの人気が高まるにつれ、従来の銭湯が改装され、若者や外国人向けの「ととのう」空間へと変貌を遂げている。
ある編集者の体験によると、地域の老舗銭湯が改装後、サウナの収容人数が増え、過度に熱い環境や冷たい水風呂が設置された結果、地域のお年寄りが訪れなくなってしまったという。
このように、サウナ業界の進化が高齢者にとっては居心地の悪い場所を生み出している現状がある。
デフレが終わり、物価が上昇する中で、企業が訪日客に焦点を当てる一方で、金銭的余裕のない日本人が静かに排除されつつあるという現実も見逃せない。
サウナの流行が進む中、我々はどのようにこの変化に適応していくべきか、考える必要がある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b2dc53fe18b7d513d647c87965d6b69b5259375c
サウナ業界の成長と高齢者排除の現状に関するコメントは、サウナの人気が急上昇している一方で、高齢者がサウナを避ける傾向があることに焦点を当てていました。
多くのコメントでは、ヒートショックの危険性や、高齢者がサウナに入ることで起こりうる健康リスクについて言及され、特に基礎疾患を持つ高齢者にとっては危険が伴うことが強調されていました。
サウナの利用スタイルについても、若い世代と高齢者で異なるニーズがあることが指摘され、例えば、若者はフィンランド式のサウナを好む傾向があり、高齢者は温度差の少ない入浴を選ぶことが多いという意見がありました。
また、サウナのブームが一過性である可能性や、施設の経営戦略についても意見が交わされ、特に新たな客層を獲得することが重要であるとの声がありました。
さらに、サウナの利用におけるマナーや、混雑による利用しづらさについても言及され、特に高齢者が安心して利用できる環境の必要性が訴えられていました。
このように、サウナ業界の成長と高齢者排除の現状については、様々な視点からの意見が集まり、今後の業界の在り方について考える重要な機会となっていました。
ネットコメントを一部抜粋
サウナ好きな人はととのってもらえばいいと思うけど、一時的な流行りという側面も感じる。
経緯はどうあれ、高齢者がサウナを避けてくれる状態なのであれば歓迎すべきかなと思う。
確かに、自分の行くスポーツジムはちょっと前に出来てフィンランド風に暑いサウナ+冷たい水風呂なのもあるのか、シニア会員よりも若い会員が圧倒的に多い。
サウナは必要以上に熱そうなので避けている派なんですが、「本場」フィンランドのサウナよりも熱いなどさすが「熱い風呂を好む国」という感じがします。
流行り物は廃ります。
サウナで汗かいて、水風呂に入るのは毛細血管には宜しくないとも聞いてます。