ソウル市が2036年夏季オリンピック開催に向けて経済的妥当性を確認し、既存施設を活用する「リサイクル五輪」を目指す取り組みを進めています。
ソウル市の呉世勲市長は、事前妥当性調査の結果、経済的な妥当性が確認されたと述べ、具体的な取り組みを進める意向を示しました。
この調査は韓国スポーツ科学院によって行われ、費用対便益の割合（B/C）が1.03であることが判明しました。
これは、経済的な利益が費用を上回ることを示しており、ソウル市はこの結果を基に開催計画書を大韓体育会に提出しました。
現在、2036年オリンピックの候補地として名乗りを上げているのはソウルと全羅北道の2カ所であり、来年2月には韓国の候補都市が選定される予定です。
国際オリンピック委員会（IOC）は2026年3月に開催都市を選定する見込みです。
ソウル市は、リサイクル五輪を目指し、新たな競技場を建設せず、既存の施設を活用する方針を打ち出しています。
具体的には、光化門広場でアーチェリー、汝矣島公園でバスケットボール、漢江公園でビーチバレーボールなどを行う計画です。
IOCは、環境に配慮した低コストのオリンピック開催を推奨しており、ソウル市は市民からの支持も受けていることが強みです。
調査によると、81.7%の市民が2036年ソウル五輪に賛成しており、89.8%が成功するだろうと期待しています。
1988年から48年後に再びオリンピックを開催することは、歴史的な意義も持ち合わせていますが、他国の都市との競争において独自のコンセプトを明確にすることが今後の課題とされています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/6c2cca762fa8e0317686661f76d3ad1c2f9fc562
2036年ソウル五輪の開催に関するコメントは、賛否が分かれる内容で構成されていました。
特に、過去のオリンピックの経験から来る懸念が多く見られ、特に東京五輪の失敗を引き合いに出しながら、ソウル五輪が同様の問題に直面するのではないかと心配する声がありました。
経済的な妥当性についても多くのコメントが寄せられ、韓国の開催費用が適正かどうか、また国の経済状況が五輪に耐えうるものかどうかが疑問視されていました。
開催時の政権の安定性や国民のスポーツに対する態度についても不安が表明され、特に過激な意見が国際大会開催を難しくするのではないかとの懸念が示されていました。
一方で、開催に向けた前向きな意見もあり、近隣国での開催が参加しやすい利点として挙げられていました。
全体的に、期待と不安が入り混じる中で、ソウル五輪が成功することを願う声が多かったです。
ネットコメントを一部抜粋
今時五輪をしたいと前向きに考える国がいただけでも良かったじゃないか。
果たして低予算で収まるのかな？
ソウルは第二次東京五輪を反面教師にして成功させてほしい！
決まったら自力で成功させて欲しい。
そんな金があるなら、日韓Ｗ杯の建築費払えって。