キアが開発中の「EV4ハッチバック」の市販型プロトタイプが明らかになり、コンセプトと似たデザインが注目されている。EV4はキアの電動化戦略の重要な一環で、2030年までに160万台の販売を目指す。
これまで厳重にカモフラージュされていたプロトタイプは、ついに生産仕様のディテールを露出し、昨年発表されたコンセプトモデルに非常に似た外観を持っている。
通常、コンセプトカーは実用性を考慮してデザインが大幅に変更されるが、最近のキアはこの傾向に逆行している。
特に「EV9」や「EV3」、「EV5」も、コンセプトのデザインを多く引き継いでいる。
EV4ハッチバックは、黒い下部グリルや垂直に伸びるヘッドライト、大胆なLEDデイタイムランニングライトを装備しており、横から見るとコンセプトカーとほぼ同じデザインで、ホイールも三角形の形状を持っている。
ルーフラインは若干高めで、サイドウィンドウも少し高くなっている。
リアエンドは、セダンとは異なる専用デザインのLEDテールライトを採用し、スポーティーなルーフスポイラーも装着されている。
量産型はヒョンデモーターグループの「E-GMP」プラットフォームを使用し、EV3と同じバッテリー構成で58.3 kWhと81.4 kWhのオプションが用意される。
最高出力201psのシングル電気モーターを搭載したエントリーレベルモデルが期待されており、よりパワフルなデュアルモーター全輪駆動モデルも計画されている。
キアは現在、電気自動車のラインナップを拡大中で、EV4はその戦略の重要な要素となる。
2027年までに15台の完全電気自動車と6台の新しいハイブリッド車を発売する計画があり、EV4は2030年までに年間160万台の環境に優しいモデルを販売するという目標において重要な役割を果たすだろう。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/b997dbc1468ca3d93775d03ffde8fcbca9edc6ad