韓国の共に民主党が、大統領権限代行の崔相穆副首相に憲法裁判官の任命を要求し、応じなければ弾劾訴追を進めると警告。政治情勢が緊迫。
要約すると韓国の最大野党・共に民主党は、韓悳洙(ハン・ドクス)首相の職務停止に伴い、大統領権限代行を担う崔相穆(チェ・サンモク)副首相に対して国会推薦の憲法裁判官3人を任命するよう要求している。
党の指導者たちは、崔副首相がこの要求に応じなければ、弾劾訴追を進めると警告しており、この姿勢は政府の崩壊をも辞さない強硬なものだ。
特に、朴賛大(パク・チャンデ)院内代表は、崔副首相に対し、迅速な憲法裁判官の任命を求めるとともに、内乱に関する特別検事の推薦や金建希(キム・ゴンヒ)夫人に対する特検法の公布も進めるように要求している。
党の報道官は、崔副首相が憲法裁判官の任命を拒否する場合、内乱の同調者と見なされ、弾劾訴追が行われる可能性があると述べた。
共に民主党は、権限代行が誰であれ、国会選出の憲法裁判官を直ちに任命しなければ、弾劾訴追を行う意向を示しており、金民錫(キム・ミンソク)最高委員は、憲法裁判官を任命しない権限代行に対しては厳格に弾劾する考えを示した。
さらに、朴柱民(パク・ジュミン)議員は、憲法裁判官の任命を拒否する場合、崔副首相を弾劾する手段もあると述べ、国会が憲法裁判所に権限争議審判を請求することも可能だと発言した。
このように、共に民主党は強硬な姿勢で政府の権限代行者に対し圧力をかけており、韓国の政治情勢は緊迫した状況にある。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/ab1c8e3196c946b72f47f5ee1ad2710e5cda13ca