道東道が釧路まで開通し、続きの区間の計画も進行中。国道44号の改善や医療搬送の効率化が期待されています。
この開通に伴い、道東道の続きの区間に関する計画も進行中です。
国土交通省北海道開発局は、「北海道横断自動車道 別保~尾幌」区間の計画段階評価を行い、釧路別保ICから厚岸町尾幌に至る約21kmのルートが検討されています。
この区間は、すでに事業化されている尾幌糸魚沢道路との接続を目指しています。
ルート案は3つあり、選ばれたのは「別線南側ルート」で、これは国道44号の線形不良を解消し、釧路市の医療施設への救急搬送や空港への輸送時間の短縮を図ることが期待されています。
今後、この方針に基づいて構造の検討が進められ、新規事業採択時評価を経て事業がスタートする見込みです。
また、日本最東端の根室までの高規格道路についても、尾幌糸魚沢道路から東側の糸魚沢-温根沼区間が調査中であり、約50kmの区間は当面は国道44号を利用することになります。
根室道路は2020年に開通しており、尾幌糸魚沢道路の開通は2033年度を目指していますが、事業費が419億円増額され、総額1069億円になることが明らかになっています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/44ce0b5f59c4526965d3e9a59314f60c30fa8bfc
道東道の開通に関するコメントでは、様々な意見が寄せられました。
多くの道民は、高速道路や高規格道路の整備が移動の安全性や利便性を高める重要な要素であると感じていました。
特に、広大な北海道においては、長距離移動が日常的であり、信号に止まらずにスムーズに走行できることが運転の負担軽減に繋がっていると評価されていました。
しかし、一方で、過剰な道路整備に対する疑問の声も多く、特に道外からの意見には批判的なものが散見されました。
過疎地に立派な道路を整備することが本当に必要なのか、また、税金の使い道として適切なのかという意見がありました。
さらに、鉄道の維持が難しい中で、道路整備に税金が多く使われることに不公平感を抱く人もおり、道路と鉄道のインフラ整備における資金の配分の違いが問題視されていました。
最後に、道東道の開通が地域の活性化に繋がることを期待する声もありましたが、実際にどれだけの人々がその恩恵を享受できるのかという疑問が残る結果となりました。