カワサキ「Z1R TC」のオークションとその歴史的価値

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

カワサキの伝説的バイク「Z1R TC」がオークションに登場。世界初の量産ターボバイクとしての価値が注目されています。

要約するとカワサキの「Z1R TC」は1978年に登場した世界初の量産ターボバイクであり、その破壊的なパフォーマンスからバイク史に名を刻んでいます。

この度、アメリカのeBayにおいて、オリジナルの「Z1R TC」7台、クローン車両2台、そしてスーパーチャージャー仕様の“ブロワーバイク”1台を含む計10台がまとめてオークションに出品され、多くのバイクファンの注目を集めています。

「Z1R TC」の総生産台数は約500台とされており、現存するのは90台ほどと推定されています。

多くは事故や改造により失われているため、今回のコレクションは非常に貴重です。

1970年代のポルシェ「911ターボ」に触発され、カワサキは「Z1R」にターボを装着することを決定。

これにより、8500rpmで最高出力130psを発揮する「Z1R TC」が誕生しましたが、そのパフォーマンスは扱うのが難しく、熟練ライダーでも制御に苦労したとされています。

最高速度は125マイル以上で、1/4マイルを11秒以下で走る能力を持っていましたが、これらの記録は命がけの走行によって達成されたものです。

1979年モデルではさらなる改良が施されましたが、1980年に新たな排ガス規制が導入され、生産は終了しました。

今回のオークションでは、コレクションの価格が最終的に35万2500ドル(約5564万円)で落札され、歴史的価値を持つ「Z1R TC」の運命が注目されています。

参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a4fcb72832cbe784730df62f0883665aef06740c

ネットのコメント

カワサキのZ1R TCについてのコメントでは、愛好者たちがその歴史的価値や性能について多くの意見を交わしていました。

78年式のZ1を所有している方は、オリジナルの90psをターボ化したZ1RTCが130psに達し、最速125mil/h(約200km/h)を記録することに感心していました。

現代のH2スーパーチャージャーとの比較を通じて、時代の流れを感じるという意見もありました。

また、オリジナルのZ1Rのデザインがカワサキらしからぬ女性的な印象を持っていることが好評でしたが、45年前のバイクであるため無理をしないというコメントもありました。

さらに、ターボラグや足回りの特性についての技術的な指摘もあり、特に吸い込み式のキャブターボに関する意見がありました。

量産バイクとしての定義についても議論があり、チューンドマシンであるZ1RTCの希少性と量産の矛盾について疑問を呈する声が見受けられました。

全体として、Z1R TCに対する愛情や興味が強く、技術的な側面や歴史的な背景について深い考察がなされていたことが印象的でした。

ネットコメントを一部抜粋

  • 今78年のZ1R所有していますが、オリジナルの90psをターボ化したZ1RTCは130ps。

  • どうしても吸い込み式のキャブターボだとターボラグが大きくなるからね。

  • これはチューンドマシンであって量産バイクじゃない。

  • 「世界初の量産ターボバイク」? バイクメーカーが発売したものを言うべきでは?
  • 米国の公道で見たよ、前から静かに直進しながらタービンが回り出すと前を持ち上げ走り去った。

関連URL

2025年最新!オークションのニュースに関するまとめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。