防災士資格取得者数が30万人を突破、地域防災の重要性が再認識

防災士の資格取得者が30万人を突破、地域防災力向上に貢献

要約すると1995年の阪神大震災の教訓から生まれた「防災士」という民間資格の取得者数が、2024年11月には30万人を超える見込みであることが、認証機関である日本防災士機構のまとめによって明らかになった。

この資格は、地域防災のリーダーを育成し、市民の自助や共助の重要性を促進することを目的として2003年に制度化された。

初期の取得者数は年間数千人に過ぎなかったが、2011年の東日本大震災以降、毎年1万人以上のペースで増加しており、特に2024年には30万人に達する見込みだ。

また、女性の取得者割合も増加しており、制度開始時の5％から現在は20％を超えている。

特に愛媛県では、県が11年度から無料の講座を開催し、市町が教本費を負担することで、多くの人々が資格を取得している。

愛媛県の取得者数は全国最多の2万5356人で、住民の約50人に1人が防災士の資格を持つ。

最近の自然災害において、防災士が避難を先導するなど、地域の防災力向上に貢献している。

県の担当者は、「成果が表れた」と手応えを感じている。

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