中国が南京大虐殺と抗日戦争勝利を記念日にした理由を探る。歴史認識問題が日中韓の対立を深め、安全保障にも影響を与えている。
新型コロナウイルスのパンデミックを経て、世界では権威主義的な政治が台頭し、リベラルな価値観が後退しています。
この状況において、歴史認識問題が重要な争点となっており、特に日本と中国、韓国の間での対立が深まっています。
日本の歴史修正主義に対し、中国や韓国が反発し、これが両国の「反日教育」や「反日デモ」を引き起こし、和解が難しい状況を生んでいます。
歴史認識の違いは、政治的な争点を超えて、安全保障問題にも影響を及ぼしています。
安倍晋三元首相の靖国神社参拝や元徴用工問題などがその例です。
国民国家は「記憶の共同体」として機能しており、記憶の処理が国家の存続にとって重要な課題となっています。
中国は2014年に、南京大虐殺や抗日戦争勝利を記念する日を制定し、韓国も慰安婦被害者を称える日を設けるなど、歴史的な記憶を強調しています。
これにより、歴史認識問題は国境を越えた争点となり、共通の記憶を持つことが国家のアイデンティティにとって不可欠であることが示されています。
この記事は、歴史認識がどのように国際関係に影響を与えるかを深く掘り下げており、特に東アジアにおける複雑な関係性を理解するための重要な視点を提供しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/00531ccd33186ce3cbf4e67181f4a84922144d07
中国が南京大虐殺を記念日化したことに対するネットのコメントは、歴史的な解釈や政治的な背景に関する意見が多く寄せられていました。
多くのコメントでは、南京大虐殺の犠牲者数やその実態について疑問が呈され、中国共産党の正当性に対する懸念が示されていました。
特に、南京事件に関する検証が進んでいる中で、プロパガンダとしての側面が強調される意見も多く見受けられました。
また、国民党が抗日戦争の主導権を握っていたことを指摘し、共産党がその成果を自らのものとして主張することに対する批判もありました。
さらに、日本政府の歴史認識や外交方針に対する不満も多く、日本が公式に反論しないことが中国の記念日制定に影響を与えているとの意見もありました。
全体として、歴史の解釈や国家の正当性についての議論が中心となり、コメントの多くは冷静に状況を分析しようとする姿勢が見受けられました。
ネットコメントを一部抜粋
自国民を盾にして共産党が逃げ回った日を記念日に制定するその神経が理解できない。
南京事件については、すでにさまざまな方面での検証が終わっている。
大虐殺といいながら、市民の人口が増えていたのは何故でしょうか。
中国は戦勝国だからね、大東亜戦争は中国に対する敗戦でもある。
「南京大虐殺でこれだけ犠牲者が出た」と騒げば騒ぐほど「それだけ日本軍は強かった」と世界に宣伝してくれている。