消防庁が能登地震の教訓を基に、車両や機材の小型・軽量化を進める方針を発表。新技術の活用や消防団員確保に向けたマニュアルも作成。
特に、災害時の迅速な対応を可能にするために、消防車両や機材の小型化・軽量化を進めることが強調されています。
2024年版の消防白書によると、昨年の能登半島地震では、全国各地から2000人以上の消防士が「緊急消防援助隊」として出動し、その活動が評価されています。
これを受けて、消防庁は今後の対応を検証し、改善策を講じることを決定しました。
具体的には、道路が損壊した場合に備え、消防車両の小型化や資機材の軽量化を進めるほか、空路や海路での応援部隊の展開を関係機関と連携して進める方針を示しています。
また、ドローンなどの新技術の活用が重要であることも指摘されています。
さらに、全国的に消防団員が減少している現状を受けて、消防団員の負担を軽減するためのノウハウをまとめた「消防団員確保に向けたマニュアル」を初めて作成したことも報告されています。
このように、消防庁は災害対応の効率化と消防団の維持・強化に向けた具体的な施策を打ち出し、今後の災害対応力の向上を目指しています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/a8b7e78374aa4eaa61f259169e6d77f4ff167074
能登地震に関するコメントでは、災害時の消防の重要性やその後の対応に関する反省が多く見られました。
特に、地震当日の深夜、消防車両が能登に向かう様子が印象的だったと述べられていました。
しかし、現地到着後、大型消防車が入れなかったため、人海戦術が取られたことに対する反省もありました。
情報把握の改善が必要であり、4輪駆動の小型消防車が早期に出動できていれば、もっとスムーズに対応できたのではないかという意見がありました。
このような失敗を振り返り、次に生かす姿勢が重要であると、多くのコメントが示していました。
国民は、失敗を批判するのではなく、次の対応に期待しているという声もあり、消防庁が活動を検証し、今後の方針をまとめることが求められました。
また、消防団員の減少に伴い、負担軽減のためのマニュアル作成や実践的な訓練の必要性が指摘され、消防組織の強化が急務であるとの意見もありました。
さらに、救急車の装備や道路の狭さに対する懸念、ガチ仕様の小型車両の配備を求める声もあり、消防団の操法大会の見直しを求める意見も寄せられていました。
これらのコメントは、災害対応における消防の役割や組織のあり方について、様々な視点からの考察がなされていることを示しています。