フジテレビの記者会見に対し、労働組合が「背信行為」と抗議。今後はオープンな会見を求め、監視を強化すると表明。
この会見は、フジテレビの強い意向により、参加者が非常に限定されており、オープンな形で行われなかったことが問題視されています。
具体的には、新聞社や通信社からの参加は許可されず、NHKおよび民放各局から各1名のみが参加する形となりました。
記者会側は会見をオープンにするよう求めましたが、フジテレビは会場の狭さを理由にこれを拒否しました。
会見中はテレビ中継や動画撮影が禁止され、写真撮影も冒頭のみ許可されるなど、情報の公開に対する極端な制限が設けられていました。
さらに、港浩一社長は各社の質問に対し、調査やプライバシー保護を理由に回答を控えると繰り返しました。
MICは、このようなフジテレビの対応を「報道機関としての使命や責任を放棄した」と非難し、メディア関係者全体に対する背信行為であると指摘しています。
また、今後の会見はオープンに実施するよう要求し、他社が同様の行為をしないよう監視する必要があると強調しました。
フジテレビに関しては、タレント中居正広さんの女性トラブルに関する週刊誌の報道を受けて行われた会見が不十分とされ、会見後にはトヨタ自動車をはじめとする50社以上がCMの放映を中止する動きが見られています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/dce125659280d398042b2ecc80c7c98c380eea54
フジテレビの記者会見に対するコメントは、主に同局の対応に対する失望と批判が中心でした。
多くのコメントでは、フジテレビがこれまで企業の不正を厳しく報じてきた立場でありながら、自社の問題に対しては誠実さを欠いた姿勢が指摘されていました。
視聴者は、湊社長が適切な会見を開かなかったことや、静止画だけの報道に対しても不満を示しました。
また、オールドメディアとしての存在意義が問われる状況に陥っていることも懸念されていました。
さらに、労働組合への加入者が少ないことや、問題が起きてから組合に頼る姿勢に違和感を感じる意見もありました。
企業の信頼性が損なわれていることから、スポンサーが離れていくのは当然の結果であるとの見解も多く、フジテレビの未来に対する不安が広がっていることが伺えました。
全体として、視聴者や関係者はフジテレビに対して、より透明性のある対応を求めている様子が見受けられました。