IDホールディングスがBBSecと提携し、包括的なサイバーセキュリティサービスを提供開始。複数の防御層を用いた強固なセキュリティ対策を実現し、インシデント時の迅速な対応をサポート。
このサービスは、株式会社ブロードバンドセキュリティ(BBSec)との資本業務提携を通じて実現され、単一の技術やソリューションに依存せず、複数の防御層を組み合わせることで、より強固なセキュリティを提供することが可能になります。
具体的には、顧客のシステム環境の課題を可視化し、ロードマップを提示するコンサルティングやアドバイザリー、従業員やマネジメントへの教育・訓練、診断やペネトレーションテストなどの管理的施策が含まれます。
また、デジタルフォレンジックサービスも提供され、サイバー攻撃によるインシデント発生時の原因究明や状況把握調査が行えるため、顧客の被害を低減し、迅速な復旧を実現します。
IDホールディングスは、サイバー攻撃の複雑化と巧妙化に伴い、能動的なサイバー防御の強化が国家規模での最優先課題であると認識しており、従来のマルウェア対策ソフトやファイアウォールだけでは十分な防御が難しくなっていると説明しています。
特に、2024年末から2025年初頭にかけて、日本の航空、金融、通信事業がDDoS攻撃を受け、一時的にサービスが停止するなど、重要インフラが狙われる攻撃が続いています。
このような背景から、企業は技術的な対策だけでなく、人的・組織的な対策や経営層の意識改革、事前対応策の構築を含む多岐にわたる要素に取り組む必要があるとしています。
これにより、サプライチェーンを含む組織全体で包括的にサイバーセキュリティに取り組むことが不可欠であると強調されています。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/95c9fdff5b3453a3fed1345b6cbe123dde146158