台湾がトルコにドローン指揮車を寄贈し、災害対応力を強化。民間寄付で実現し、両国の協力が期待される。
要約すると2025年1月21日、台湾はトルコ・イスタンブール市にドローン指揮車2台を寄贈しました。
この寄贈式は、イスタンブールの災害調整センターで行われ、費用は民間からの寄付によって賄われました。
寄贈されたドローン指揮車は、地震などの災害に対するイスタンブールの対応能力を向上させることが期待されています。
車両はドローンの搭載やメンテナンス、運用に加え、衛星通信や発電機能を持ち、スタッフ用の調理スペースやトイレ、シャワーも完備しています。
式典を主宰した黄志揚駐トルコ代表は、イスタンブールが地震のリスクが高い地域であることを指摘し、平時からの防災能力の強化が重要であると述べました。
同センターのトップも、寄贈への感謝を示し、イスタンブールの災害時の状況が多様で複雑であることを強調しました。
今回寄贈されたドローン指揮車は、トルコの防災設備として初めて導入されるもので、捜索や救助の能力向上に寄与することが期待されています。
台湾とトルコは、1999年の台湾大地震の際にトルコの救助隊が最初に現地入りした歴史的な背景があり、2023年のトルコ地震の際には台湾が救助隊を派遣しました。
また、昨年の台湾東部沖地震の際には、トルコの救助隊が海外からの第一陣として捜索に加わったこともあり、両国の災害救助協力は深い関係にあります。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/2c3e4ee265ff33e04af32c78d0a7c87b795d26ce