国際刑事裁判所がタリバン指導者2人の逮捕状を請求。性別に根差す犯罪への関与が理由で、女性や反対者への迫害が指摘されている。
要約すると国際刑事裁判所(ICC)は、アフガニスタンで権力を握るタリバンの指導者2人に対する逮捕状を請求した。
この決定は、彼らが性別に根差す犯罪に関与したとされることに基づいている。
ICCの検察は、タリバンの最高指導者ハイバトゥラー・アクンザダとアブドゥル・ハキム・ハッカーニ最高裁長官が、アフガニスタンの女性や性自認がタリバンの理念に合わないと見なされた人物に対して、迫害を行ったと指摘した。
主任検察官のカリム・カーン氏は、タリバンに反対する者は「殺人、投獄、拷問、レイプなどの性暴力、強制失踪などの非人道的行為を通じて残忍な抑圧を受けている」と述べ、これらの行為が人道に対する罪に該当すると強調した。
ICCによる逮捕状の請求は、裁判官の承認が必要であり、承認されれば逮捕は加盟国に委ねられる。
さらに、ICCは今後、他のタリバン幹部に対する逮捕状も請求する意向を示している。
この逮捕状請求に対し、アフガニスタンで女子教育を支援する活動家は、「私たちの声がまだ忘れられていない」とし、平等と正義を求める声に世界が耳を傾けていることへの希望を表明した。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/3da1316a7e36ccf8ec30cc8fa60de490856d074f