ダボス会議でサイバーリスクの増大が議論され、企業は「セキュリティ・ファースト」でのDX推進が求められている。政府と民間の役割分担が焦点に。
要約すると今年のダボス会議では「インテリジェント時代における連携」をテーマに、最新技術と社会課題の融合について議論が行われた。
特にAI(人工知能)が男女間の健康格差の解消や現代版奴隷制の撲滅にどのように寄与できるかが注目されている。
しかし、テクノロジーの進展にはサイバーリスクが伴うことも忘れてはならない。
世界経済フォーラムが発表した『グローバル・サイバーセキュリティ・アウトルック2025』によれば、新興技術の急成長や地政学的リスク、サプライチェーンの脆弱性、サイバースキルギャップの拡大により、サイバー空間はますます複雑化している。
これに対処するためには、サイバー攻撃の脅威にどう立ち向かうべきかが重要な課題となる。
22日のセッション「サイバーの複雑性を切り開く」では、マレーシアやスペインのデジタル大臣、セキュリティベンダーのCEOらが登壇し、サイバーセキュリティの向上に向けた取り組みや課題について意見を交わした。
議論の中では、政府が政策を検討することの重要性と、民間企業に対する指導のあり方についての意見が対立した。
また、企業のトップからは、サイバーセキュリティ担当者が「何を達成しようとしているのか」を考えることの重要性が強調された。
サイバーセキュリティの問題は非常に複雑で、一筋縄では解決できないことが改めて実感されたセッションとなった。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/d4fe42d96ce7643e37d2c96d42f8a7c44f32dad9