中国でイノシシ狩りが奨励され、農作物や人身事故の影響が深刻化。獲物に対する報酬制度が導入され、イノシシの急増が問題視されている。
昨年10月、北西部の寧夏回族自治区で、熱探知カメラ付きドローンを使用したハンターたちが、犬を使って125キログラムのイノシシを追い詰め、槍で仕留める様子がSNSに投稿された。
ハンターはこの狩猟で2400人民元(約5万円)の報酬を得た。
中国政府は、イノシシが農業や人々に損害を与えることから、全国的に駆除プログラムを拡大したが、狩猟においては銃や毒物の使用は禁止されている。
イノシシは20年以上前に食用過剰狩猟により一部地域で絶滅したため、2000年に国家保護リストに加えられ、その後、天敵がいなくなったことも影響し、個体数が急増した。
国家林業・草原局は、2023年1月に34省級のうち26地域でイノシシが経済的損失をもたらしていると発表。
西吉県では昨年秋に300頭を駆除し、200万元以上の損失が報告された。
イノシシによる人身事故も発生しており、2023年12月には湖北省で村民が噛まれて失血死したケースもある。
急速な都市化により、イノシシは都市部にも出没するようになり、南京や杭州市ではホテルや繁華街で目撃される事例も増えている。
動物保護団体は、イノシシの駆除措置に対して批判の声を上げているが、政府は農業と人々の安全を守るための取り組みを続けている。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/e69f598a402e58444324963069a78a64b9f23a90
コメントでは、中国におけるイノシシ狩りの進化やその影響について、多様な意見が寄せられていました。
特に、ドローンを使った狩猟方法が注目され、ウクライナ戦場での戦術が応用されていることが紹介されました。
この方法では、ドローンから槍を落とすことで、イノシシを効果的に捕獲できるとのことでした。
また、イノシシの増加が農作物に悪影響を及ぼしていることも指摘され、一定の間引きが必要だとの意見がありました。
さらに、駆除されたイノシシを食用にする提案もあり、検疫プロセスを経ることが条件とされていました。
動物保護団体に対する疑問も多く、肉や魚を食べることとの矛盾が指摘されていました。
過去の歴史を引き合いに出し、中国の政策が生態系に及ぼす影響についても考察がありました。
全体として、イノシシ狩りの必要性やその方法、食用としての利用の可能性について、さまざまな視点からの意見が交わされていたのが印象的でした。
ネットコメントを一部抜粋
野生動物の保護と駆除で揺れ動くのは、日本と同じだな。
ドローンでイノシシをそのまま仕留める方法も考案され、現地で実行されている。
日本でも今はイノシシが増えすぎて農作物や小さな生物が襲われているのは事実。
捕獲したイノシシを食用にすることを提案。
増え過ぎたら駆除して、その命を出来るだけ無駄無く利用する。