韓国が3.6兆円の先端産業支援基金を新設し、バッテリーやバイオ分野を強化する方針を発表しました。AI競争力の向上も目指します。
要約すると韓国政府は、バッテリーやバイオなどの先端産業を支援するため、新たに「先端戦略産業基金」を設立する方針を示しました。
この基金は、韓国産業銀行を通じて運営され、規模は34兆ウォン(約3兆6000億円)を超える見込みです。
経済副首相の崔相穆氏は、半導体金融支援プログラムの2倍以上の規模での推進を計画しており、関連法の改正案を3月中に国会で協議する意向を示しました。
特に、先端産業素材や部品、装置関連の中小企業への財政支援も大幅に拡大される予定です。
米国の新政権による優先主義の影響を受け、韓国の先端産業が打撃を受ける懸念が高まる中、政府系金融機関が主導的な役割を果たすことが期待されています。
加えて、人工知能(AI)の競争力確保にも力を入れる方針で、「国家AIコンピューティングセンター」の稼働を急ぎ、今月中には「国家AI委員会」の会議を開催する予定です。
さらに、半導体特別法や電力・エネルギー関連法案の早期成立が必要であると強調し、国会との連携を呼びかけました。
この会議では、米国の新政権発足に伴う産業への影響や地域活性化投資ファンドの成果、低炭素経済への転換に向けたグリーン産業保証支援策なども議論されました。
崔氏は、半導体、バッテリー、自動車、造船、鉄鋼業界と連携し、現場の状況を把握しつつ、迅速な対応策を模索することを約束しました。
参考リンクhttps://news.yahoo.co.jp/articles/f8496f7b4a877888d6313c0cba3a9a2bc6fae6ed